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- 一つの駅に何校もあって選び放題なインドアゴルフスクール 大手や独立系など種類があるけどそれぞれのメリットデメリットが知りたい
屋外の打ちっ放し練習場が次々と減っていく中、新規オープンが続くインドアゴルフスクール。特に都市部では大手チェーンと独立系が乱立する地域も少なくありません。そんな数あるインドアスクールから一つを選ぶうえで、入会前に知っておきたいのが大手チェーン&独立系それぞれのメリットやデメリット。8万人以上の指導経験を持ち、大手インドアスクールへのアドバイスも行っている筒康博コーチに話を聞きました。
大手にはマニュアルがあり誰に教わっても同じ指導が受けられる
数多くのプロコーチやインストラクターと親交があり、大手インドアスクールに対しても多くのアドバイス経験があるというインドアゴルフレンジKz亀戸の筒康博コーチ。ゴルファーとの相性や目標意識によっては、大手チェーンと独立系では成果の出方が異なってくる可能性があるといいます。
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具体的な名前は出せませんが、誰もが知っている大手インドアスクールのスタッフからレッスン内容、クラブ販売やクラフトサービスなど、さまざまな相談がありました。そこでうかがい知れた実情をお話ししましょう。
まず大手チェーンの特徴は、CMと大規模なキャンペーンを打つことでゴルファーの認知を促し、集客力に優れていることです。本社が直営している店舗とフランチャイズで現場の体制も微妙に異なりますが、基本的に会社のノルマや目標に対してインストラクター(レッスンプロも含みます)はどのくらいの結果を出せるか、レッスンなどでの高いサービスが求められています。
スクールに通うゴルファー視点で見た大手チェーンの特徴は、よくも悪くもマニュアルによる一貫した指導が受けられることです。

どのインストラクターに習っても、決まったことを決まった回数行うように指導され、決まったチェックポイントとドリルが待っています。どこの店舗でも複数のインストラクターが在籍していますが、誰がレッスンしても同じクオリティーを目指しているため、習うインストラクターによって180度指導内容がひっくり返ることはないはずです。
しかし現実は、隅々までレッスンマニュアルの教育ができている大手チェーンがある一方で、インストラクター集めに追われてばかりで指導の一貫性までスタッフ教育に手が回っていないインドアスクールもあります。また、一部スクールでは使用期限付きのチケット制や回数制限などがあり、予約の取りづらさなども発生する場合があります。
ですからCM等のイメージではなく、必ず自分が通う時間帯の混雑状況やスクールのルールをしっかり確認してから入会することをお勧めします。大手チェーンの場合、入会後にルール記載のない個人の都合には対応できないことを肝に銘じておいてください。
「体験レッスン」は必須! 肌感で判ることもある
大手チェーンでもレッスン内容に差があるとのことですが、独立系インドアスクールも多種多用です。そもそもゴルフがうまくないから通うインドアレッスンなのに、どうやってレッスンの良し悪しを入会前に判断すればいいのでしょうか。
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とりあえず通ってみようではなく、むしろ「よほどのことがなければ入会しない」くらいの心構えで複数のスクールの体験レッスンを受けてみるのが一番の判断材料になると思います。
フラットかつ厳しい目線でインドアスクールに行くことで、施設やスタッフの対応などのサービスを冷静に見ることができます。ビジネスに特化している施設ほど入会アピールやメリットをたくさん営業してくるはずですが、通う頻度や曜日と時間帯の混雑状況、貸しロッカーや貸しクラブの有無など、入会後の通いやすさが自分の求めるものと合っているかをしっかりと説明してもらい、持ち帰ってほしいです。
そして一番のポイントであるレッスン内容ですが「体験レッスンを受けたときにそのスクールに通った未来のイメージがポジティブなのか?」「インストラクターの人柄や言葉遣いに違和感を持たなかったか?」「どのくらい自分のことを考えてくれているか?」などを観察すること重要だと思います。
みなさんがゴルフ知識やスイング理論に精通していなくても、体験レッスン時に肌で感じた感覚を信じて、「通いたいレッスンなのかどうか」を判断材料にするのが、結果や継続につながるポイントだと思います。
個々の“かゆい所”に手が届くのが独立系のメリット
こうした大手チェーンの酸いも甘いも知ったうえで立ち上がっているのが、独立系のインドアスクールです。その特徴とはどんな点なのでしょうか。
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独立系インドアスクールでも、特に個々のゴルファーに対して「かゆい所に手が届く」パーソナライズがしっかりしている施設ほど、地域密着型に加え、遠方からも通ってもらえて人気になっています。
一方で「属人的」な面が大手に比べ大きくなってしまうぶん、インストラクターに対する好みが分かれてしまう側面もあります。インストラクターの「独自理論」による指導がハマる場合もあれば、肌に合わないことも当然あります。
独立系インドアスクールにはそうした特徴がありますが、長く続いているスクールほど指導するインストラクター自身がレッスンの長所も短所も理解していることも確かです。
そこで体験レッスンを受けた際には、通うメリットとデメリットを親身に教えてくれるはず。いいことばかりを話さず、スクール選びの情報をくれることはありがたいことでしょう。
ツアープロでさえ、コーチに指導を受けて成功を収めるケースもあれば、結果が出ずにコーチを転々と渡り歩くケースもあります。ゴルフの上達を継続するためには少なからず「第三者の目」は必要不可欠ですが、ゴルファー自身が求めているレッスンは現状を診てもらうことなのか、それともスイングや技術を習うことなのか、あるいは単に練習に寄り添ってもらいたいのか、じっくり吟味しながら考えてみてほしいです。
大手チェーン&独立系ともに実にさまざまなレッスンがあり、複数のインドアスクールで体験レッスンを受けてみると、ゴルフ経験の有無に関わらずスタッフやレッスンの「色」を感じると思います。
それが「自分に合うのか?」までは分からなくても、「好き嫌い」や「通うイメージ」を感じることができるはずですので、その感性を大切にして通うスクールを考えてみてください。
【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)
伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数出演するほか「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン&コミュニティ「FITTING」編集長やFMラジオ番組内で自らコーナーも担当している。
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