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- ゴルフ場って雪が積もってもプレーできる? どのくらいなら許容範囲なの? “明確なライン”を関係者に聞いてみた
2026年1月2日に東京都心で1センチの積雪が観測され、交通網の混乱や路面の凍結が各地で大きなニュースとなりましたが、ゴルフ場ではわずかな雪でも営業を停止する判断基準が設けられています。冬のゴルフを楽しむ人々にとって、プレーが可能かどうかの明確なラインは、どのような根拠に基づいているのでしょうか。
コース内に雪が大量に積もるような場合はNG
気象庁は2026年1月2日、東京都心において1センチの積雪を観測したと発表しました。
この雪の影響により、関東地方の各地では交通機関の乱れや路面の凍結に対する警戒が呼びかけられ、関東周辺の高速道路ではチェーン規制が実施される事態となりました。
また同月21日、気象庁は長野県や関東地方で雪による交通障害に警戒を呼びかけており、埼玉県や東京の一部地域に雪の予報が発表されました。
雪による影響はゴルフにもあるようで、SNSでも「雪の日にゴルフ場がクローズして、週末の予定が潰れたことがある」「雪ゴルフは寒いしボールが見えないからやりたくない」「雪が降るとゴルフのモチベーションが下がってやる気がなくなる」といったゴルファーの声も少なくありません。

このように、冬のゴルフにおいて積雪は避けて通れない課題ですが、ゴルフ場が営業を断念する明確な基準はどこにあるのでしょうか。
ゴルフ場がクローズを決める背景について、ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は次のように話します。
「結論からいえば、コース内に雪が大量に積もるような場合、多くのゴルフ場は営業不可と判断してクローズします。理由は、芝生がアスファルトよりも積雪のスピードが早く、かつ溶けにくい性質を持っているためです」
「また、フェアウェイについてはある程度の除雪でプレーを続行させることも物理的には可能ですが、問題はグリーンです。グリーン上に積雪があるとパッティングが成立せず、ゴルフという競技そのものが成り立ちません」
「大雨ならルールでカジュアルウォーターという措置を取ることが可能なものの、雪の場合は判断が難しいのが現実となります。そのため雪が積もる状況では、多くのゴルフ場ではクローズを余儀なくされるケースがほとんどなのです」
なお、この「カジュアルウォーター」とは、現在はゴルフ規則16.1の「異常なコース状態(動かせない障害物を含む)」にある「一時的な水」という部分に該当します。
また、雪の場合は「ルースインペディメント(規則15.1)」による対応も可能ですが、飯島氏によると判断が難しく、プレーがうまく進行しない可能性が高いとのことです。
コースコンディション以外の観点から判断する場合も
一方で、ゴルフ場が営業を中止する判断には、コースコンディションだけでなく「プレーヤーの安全」も深くかかわっています。その判断基準について、飯島氏は次のように話します。
「クローズを決めるもう一つの重要な視点は、ゴルファーが安全に来場できるかどうかという線引きです」
「たとえば関東の場合、東京のような都心部では、冬用タイヤを装着している人の割合は低くなります。そして、ノーマルタイヤで雪道を走行するのはかなり危険な行為となります」
「そのため、ゴルフ場では雪が降っていないような状況でも、来場するまでの道中で事故の危険が考えられます」
「こういった事情もあり関東周辺のゴルフ場は、雪が降って路面に積もると予想される場合、安全配慮の観点から営業を見送ることがほとんどとなります」
「また、経営的な視点から判断を下す場合もあります。ゴルフ場のコンディションの問題がなくとも、雪の予報が出た段階で、多くのゴルフ場では予約のキャンセルが相次ぎます」
「商売として、スタッフを配置して営業体制を整えても、来場者が極端に少なければ採算が合いません。そのため、キャンセルの連絡が重なる場合は、早い段階でクローズを決断するのが現場の実情です」
このように、飯島氏によるとゴルフ場が雪で営業を停止するのは、コースのコンディションや、来場するゴルファーの安全を守る目的があるといいます。
雪の予報が出た際には、ゴルフ場からの最新の案内を確認することが大切です。
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