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- 鼻をかむたびメイクが崩れる…春ゴルフで女性だけが抱える“花粉の現実”
花粉症のつらさに加え、メイク崩れや肌トラブル、ウェアや持ち物の工夫まで求められる春のゴルフ。女性ゴルファーが直面する“顔まわり”のリアルと、その対策を具体的に描く。
女性の春ラウンドは“顔まわり”がとにかく忙しい
春のラウンドは、空気も景色も心地よく、それだけで気分が上がる季節です。けれど花粉症の人にとっては、そうのんびりもしていられません。
くしゃみや鼻水、目のかゆみに加え、女性の場合はメイクや肌の悩みも重なります。鼻をかめばベースメイクが落ち、涙がにじめばアイメイクが崩れる。目薬をさすにもマスカラが気になり、顔に触れる回数が増えるほど日焼け止めも落ちやすくなります。

花粉症そのもののつらさは男女共通です。ただ、女性の春ゴルフでは症状への対策だけでは終わりません。“顔まわりをどう保つか”にも気を配る必要があります。さらにホルモンバランスの影響で肌がゆらぎやすい時期と重なることもあり、花粉対策と肌への配慮を同時に考える必要があります。
メイクは最初から“花粉モード”
重田さんも、春のラウンドでは花粉対策が欠かせないひとりです。もともと肌が弱く、アレルギーも出やすい体質のため、この季節はメイクの段階からすでに“いつも通り”ではないといいます。
外出前には顔全体にバリアミストをひと吹き。ゴルフの日は朝のメイク後に使用し、昼休憩にももう一度重ねるのが定番です。肌に花粉が付着する不快感を少しでも減らすための工夫です。

メイクは、しっとりとしたツヤ感よりも、さらっと軽めが基本。保湿は意識しつつ、質感はややマット寄りに整えています。さらに、鼻をかむ場面を想定し、ベースは厚塗りになりすぎないようにしているといいます。
春の花粉メイクは、ただきれいに見せるだけでは不十分です。崩れにくさに加え、崩れても目立ちにくいこと、直しやすいことまで考えておく。そんな工夫に、花粉シーズンを乗り切る女性ゴルファーのリアルが表れています。
“おしゃれ”だけでは決められない

筆者自身も、春になるとウェア選びの段階から花粉を意識します。気分の上がるコーディネートを楽しみたい一方で、この季節は“おしゃれ”だけで決めるわけにはいきません。
ニットや鹿の子素材のポロシャツのように表面に凹凸があるものは、花粉が付きやすく落としにくい印象があります。加えて、朝晩は冷え込み、日中は暖かいという寒暖差もあるため、体温調節のしやすさも重要です。そのため、表面がなめらかで花粉を払い落としやすいウィンドブレーカーやスウェットなどを選ぶことが多くなります。
目を守る意味でもサングラスは欠かせません。髪や顔まわりに花粉を付けたくない日は、大きめのハンカチやバンダナでガードし、髪もまとめるようにしています。この時季はバイザーよりもキャップやバケットハットのほうが安心感があります。
春のゴルフでは、服を選ぶこと自体が18ホールを快適に回るための準備につながります。とくに花粉の時期は、その日のコーディネートが着心地や集中力に影響することも少なくありません。
バッグの中身が増えていく春ラウンド

春のラウンドは、持ち物も自然と増えていきます。内服薬、目薬、点鼻薬、ティッシュ、ハンドタオル、マスク、サングラス、バリアミスト、のど飴、日焼け止め、メイク直し用コスメなど、気づけばバッグの中はいつも以上ににぎやかです。

筆者はこれに加え、トラベル用の洗眼アイテムやハッカ油も持ち歩いています。昼休みやラウンド後に目を洗うだけでも楽になりますし、ハッカ油はハンカチに少量つけて香りを吸うと、鼻詰まり時の気分転換になります。
さらにワセリンも必需品です。鼻をかむ回数が増えるこの時季は、鼻まわりが荒れやすいもの。薄く塗ることで花粉の侵入を防ぎやすくなるともいわれています。うっかり忘れた場合は、リップクリームで代用することもあります。
こうした小さな備えの積み重ねが、その日の快適さを大きく左右します。
花粉との戦いは帰り道まで続く

見落とされがちですが、女性にとって地味に大きいのが、“その場ですぐにリセットしにくい”ことです。顔を洗えば楽になる場面でも、メイクをしていると簡単にはいきません。目薬をさすにもマスカラが気になり、涙でにじめば“パンダ目”も気になります。鼻をかみ続ければ鼻まわりは赤くなり、日焼け止めも落ちやすくなります。
つまり春のゴルフは、花粉症との戦いであると同時に、“見た目をどう保つか”との戦いでもあります。
さらに、ラウンド後も気が抜けません。重田さんはクラブハウスに入る前、エアガンでシューズだけでなく全身の花粉を落としてから室内へ入り、帰りはトップスだけでも着替えるようにしているといいます。筆者も同様に、全身とゴルフバッグにエアガンを当てています。車内に花粉を持ち込みたくないためです。
帰宅後はできるだけ早く洗顔と着替えを済ませ、衣類はすぐに洗濯へ。ほんのひと手間ですが、これを行うかどうかでその後のつらさは大きく変わります。
同じ花粉症でも、女性ゴルファーは“症状を抑える”だけでは済みません。メイク、肌、日焼け止め、髪、ウェア、持ち物まで、そのすべてをやりくりしながら春のラウンドに臨んでいます。気持ちのいい季節の裏にある、こうした細かな苦労も伝われば幸いです。
文/井上茜
1979年東京生まれ。外資系ゴルフメーカーでPRを務め、女性ゴルファー支援プロジェクトの立ち上げにも携わる。ファッションアパレルでのプレス経験も持ち、ウエアとギアの両面に通じた知識を活かした記事を得意とする。
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