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- “毒親”でも成績が伸びる子どもは多い!? ジュニアゴルフに潜む「親と子」の複雑な現実とは?
ジュニアゴルフ界でたびたび議論になる“毒親”問題。子どもの成長を支えるはずの親の関わりが、時にプレッシャーや弊害にもなり得ます。現場の声をもとに、親と子どもの理想的な距離感と向き合い方を考えました。
ジュニアの世界では毒親の存在がたびたび話題になる
ゴルフというスポーツには、早く始めるほど上達しやすいという側面があります。これはゴルフに限らず、多くのスポーツに共通する特徴です。
スポーツの上達は、動きに慣れることから始まります。同じ動作を何度も繰り返すことで、体はその動きを覚え、再現性が高まっていきます。ゴルフの場合、ドライバーからアプローチまで動きの基本的な性質は共通していますから、反復練習を重ねるほどショットの再現性が高まり、スコアも安定しやすくなります。
ジュニアゴルファーは、体の大きさや飛距離に合わせたコースセッティングではありますが、小学生のうちから70台で回る子も珍しくありません。全国大会や世界大会に出場するレベルになると、60台で回る選手もいます。
このようなスコアを見ると、周囲の大人たちは「天才少年」「天才少女」と騒ぎ立てます。ゴルフのスコアという分かりやすい指標が、子どもの将来像を早い段階で想像させてしまうのかもしれません。

そうした環境の中で、子どもに“英才教育”を施そうとする親が現れます。もちろん、子どもの可能性を信じてサポートすること自体は悪いことではありません。ただ、その思いが強くなりすぎると、子どもに大きなプレッシャーを与えてしまうこともあるようです。
1989年、アメリカで「毒親」という概念が生まれました。子どもの人生を支配し、害を及ぼす親を指す言葉です。この言葉は日本でも広まり、ゴルフの世界でも時折話題になります。
ジュニアゴルフの現場でも、親の関わり方についてさまざまな声が聞かれます。ジュニア選手の指導に関わる関係者は、こう話します。
「毒親って、大きく分けて2パターンあります。自分の子どもに対して毒になる親と、他人に対して毒になる親です」
一つは、自分の子どもに対して過度に厳しい態度を取るタイプです。スコアが悪いと叱責したり、「もっと集中しなさい」「やる気があるのか」といった言葉を繰り返したりするケースです。
もう一つは、周囲の人に対して強い態度を取るタイプです。大会関係者や学校関係者、他の選手や保護者に対して圧力をかけるケースです。
親の顔色を気にせずのびのびとゴルフを楽しんでほしい
ゴルフは個人競技であるため、こうした問題が表面化しにくいという指摘もあります。チームスポーツの場合、保護者同士の関係やチーム内の規律によって、極端な行動を取る親が孤立することもあります。
しかしゴルフでは、選手も親も個人単位で活動することが多く、周囲が関与しにくい面があります。競技成績が良くなるとスポンサーがつくなど、環境が変化することもあります。そうした状況の中で、親の態度が変わるケースもあるそうです。
「スポンサーがついたりすると、周りへの感謝がなくなる人もいます」
さらにゴルフの世界では、親が“毒”でも選手が活躍するケースもあるのが難しいところだと語ります。
「毒親のせいで子どもが伸びないケースが多いのですが、親が“毒”すぎて子どもは伸びるパターンもあるんですよ」
実際、ゴルフ界には親が練習内容や生活態度を厳しく管理し、その結果としてプロになった選手もいます。ただ、そのような成功例が注目されることで、「親が主導して子どもを育てるべきだ」と考えるのは、すべての家庭に当てはまるわけではありません。
ジュニア選手の指導に関わる関係者は、親との接し方について次のように語ります。
「私たちは親ではなく子ども本人と向き合うことを大切にしています。親と子どもでは、物事の受け取り方や理解の仕方が違います」
「また、子どもたちに対しては、親が期待しているからといって、その期待に応える必要はないということは、いつも伝えています。たとえ親でも他人ですからね。自分が好きでもない相手の片思いに応えなきゃいけない決まりはありません」
野球やサッカーなど他のスポーツは、多くの選手が年齢を重ねるにつれてプロになることを諦めるのに、ゴルフはいくつになってもプロを目指し続けます。その背景には、ジュニア時代に受けた親の期待が影響しているケースもあるのかもしれません。
今シーズンも多くのアマチュア選手がプロゴルフトーナメントに出場すると思います。ほぼ全員がプロゴルファーを目指すのでしょうが、ゴルフを楽しむ気持ちは忘れないでいてほしいと切に願います。
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