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- スイングの乱れは体の硬さが原因? プロが教えるゴルフボディチェックの重要性
パシフィコ横浜で開催された「第60回ジャパンゴルフフェア2026」。飛距離アップをうたう最新ドライバーの試打ブースが賑わう一方で、「ゴルフフィットネスコーナー」には多くの来場者の列が並んでいました。最新ギアを試す前に「まずは自分の体を見直す」ことの重要性について、現場の様子と専門家の解説をレポートします。
個別指導で「ゴルフに必要な体」を作る
「ジャパンゴルフフェア2026」では、「100年ゴルフ」というコンセプトのもと、さまざまな展示や企画が行われました。
ゴルフフェアといえば最新のクラブやウエアに注目が集まりがちですが、会場では「ファン」「ヘルス」「テック」「トレンド」という4つのテーマを軸に、ゴルフの多様な魅力や楽しみ方が提案されていました。
そんな会場内を歩いていると、「ヘルス」をテーマにした「フィットネスコーナー」の前で思わず足が止まりました。というのも、ゴルフクラブの展示がひしめく中、このブースだけは床に敷かれたマットの上で、来場者がトレーナーの指導のもと体を曲げたりひねったりしていたからです。

ここでは、一般社団法人日本ゴルフフィットネス協会監修による体験型セミナーがおこなわれていたのですが、何より目を引いたのは参加者たちの様子でした。ブースを観察していると、トレーナーの言葉に頷きながら真剣な表情で体の動きを確認している人もいれば、予想以上に体が動かないことに苦笑いしつつも、時折「おおっ」と感嘆の声を漏らし、どこか楽しそうに自分の体と向き合う姿もありました。
真剣さと楽しさが入り混じる独特の空気感のなか、なぜこれほど多くの来場者が夢中になってセミナーに参加しているのでしょうか。その理由について、一般社団法人日本ゴルフフィットネス協会の担当者に話を聞きました。
「当コーナーでは、ゴルフ特有の動きの悩みを解決するヨガや整体、ストレッチ、マッサージといったボディケアを体験できます。また、ご自身の体の現状を把握していただくために、10項目のテストを行う『ゴルフボディチェック』を実施し、腰や肩、ヒザにかかる負担のリスクを明らかにしたうえで、最適な予防策やトレーニングをご提案しています」
「前屈や片足立ちなどの動作を通して、腰や肩の可動域、筋力バランスなどを確認するもので、腰痛やヒザ痛といったケガのリスクはもちろん、『なぜスイング中にエラーが起きるのか』という身体的な原因を明らかにします」
「多くの方は『自分はこれくらい体が動くはずだ』と思い込んでいますが、実際にチェックをおこなうと、想像以上に肩甲骨や股関節が硬くなっている現実に直面します。しかし、専門家の指導のもとで少し体を動かすだけで、自分でも気づかなかった体の変化や可能性に気づくことができます」
最新の知見に基づいたゴルフボディチェックを通じて、自分自身の体の現状を客観的に把握する体験が、多くの来場者を魅了していたようです。
柔軟の重要性とケガ予防のポイント
また、中高年ゴルファーが陥りがちなワナとして筋力と柔軟性の関係を指摘します。
「私たちがとくにお伝えしたいのは、ゴルフのスイングには筋力を鍛えること以上に『柔軟性』が欠かせないという点です。ゴルフは同じ方向へ体をひねる競技であるため、特定の部位に負荷が集中しやすく、柔軟性をおろそかにしたまま練習や筋力トレーニングを重ねることで体を痛めてしまうケースがあります」
「だからこそ、まずはゴルフに必要な自身の関節の可動域を知ることが、ケガを防ぎ、プレーを長く楽しむためのスタート地点となります」

さらに、具体的な痛みの原因についても解説が続きます。
「具体的には、多くの方が悩む腰痛やヒザ痛は、実は太モモの前後や股関節といった下半身の硬さが原因となっていることがほとんどで、ここを柔らかく保つことで腰への負担を軽減できます」
「上半身についても、肩甲骨の動きが硬いと無理に腕の力でクラブを回そうとして肩を痛めやすくなります。自宅でも手軽にできる太モモ裏や肩甲骨まわりのストレッチなど、まずはシンプルな柔軟体操から始めていただき、柔軟性を高めることが重要です」
このようにブース担当者によると、ゴルフ特有のケガを防ぐためには自身の体の現状を把握し、筋力よりも柔軟性を高めることが健康的なプレーの第一歩であるといいます。
痛みを抱えたまま無理に最新クラブを振り回すのではなく、まずは自宅でできる柔軟体操から始めてみることが、長く健康的なゴルフライフにつながる確実な道のようです。
【ゴルフボディチェックとスイングへの影響】
・脊柱しなりテスト(前屈)……モモの裏側と腰の柔軟性を確認。ここが硬いと、スイング中に体が伸び上がってしまうエラーが出やすくなる
・側屈テスト……前傾姿勢が維持できなくなる原因を確認。ここに制限があると、フラットショルダーやアウトサイドイン軌道といったエラーを引き起こす
・アドレスチェック……腰の後ろに指が4本以上入るかどうかで反り腰の有無を確認し、アドレスの安定性を評価
・回旋テスト……左右のショルダーターンを行い、肩の回旋の制限を見る。ここに制限があると、スイング中に上半身に余計な力みが生じる
・胸椎・肩甲帯テスト……胸椎の伸展具合を確認。ここが硬いと「Cポスチャー」と呼ばれる猫背の状態になってしまい、回転の質が低下する
・肩の内旋・外旋テスト……肩関節の可動域を同時に確認。ここに制限があると、トップでのフライングエルボーや、左ヒジが引けてしまうチキンウィングといったエラーに直結
・股関節の内旋・外旋テスト……下半身の柔軟性を見ます。股関節に硬さがあると、スイング中に軸が左右に流れるスエー、あるいはヒザが内側に折れる動きを誘発する
・片足立ち上がりテスト……筋力とバランスを評価。これができないと傾斜地でのふらつきや軸ブレの原因になるだけでなく、18ホールをラウンドするための歩く体力が低下している指標にもなる
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