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- 「ショート」「アンクル」「スニーカー」短いソックスの違いが謎! 短パン着用時「くるぶし丈」に潜むドレスコードの罠
猛暑のゴルフでは短パンが暑さ対策になる一方、靴からほとんど見えないソックスはNGとなることも。わずか数センチの「くるぶし」が品格の境界線となり、知らずに選んだ足元がドレスコード違反になるかもしれません。
くるぶしが品格の境界線?
真夏に長ズボンで18ホールを回るのは、なかなか過酷です。汗で生地が足にまとわりつき、後半には暑さで集中力まで落ちてくる。短パンを選びたくなるのも当然でしょう。
日本ゴルフ協会(JGA)も2026年7月14日に公表した注意喚起で、ゴルフ場のドレスコードで認められている場合、男性の短パン着用やプレー中にシャツの裾を出すことは、体温上昇を抑える方法になり得ると紹介しています。
短パンは単なる夏のファッションではなく、暑さ対策の一つ。ところが「短パンがOKなら靴下も自由」とは限りません。いつものスニーカーソックスを合わせたら、ドレスコードに抵触していた。そんな“数センチの落とし穴”が残っています。

かつて名門コースを中心に、男性が短パンを履く場合は、ヒザ下まであるハイソックスを求められることがありました。
現在は、くるぶしを隠すことを条件に短いソックスを認めるゴルフ場も多くなっていますが、「ショートソックスなら何でもよい」というわけではありません。名門ならなおさら。
1929年設立の霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県)では、短パンでプレーする際、ヒザ下までのハイソックス、または「くるぶしが隠れるショートソックス」の着用を求めています。
1955年設立の日光カンツリー倶楽部(栃木県)も、以前はハイソックスを必須としていましたが、2024年8月から「くるぶしが隠れる長さ以上のソックス」であれば通年着用できるように変更しました。
ヒザ下まで隠す必要はなくなりつつある一方、新たなボーダーラインとして残っているのが「くるぶし」です。くるぶしが半分見える丈も、コースによっては規定上NGとなり得ます。
「アンクル丈」でも要注意
厄介なのは、商品名だけでは、くるぶしが隠れるか判断できないことです。
短い靴下には「アンクルソックス」「スニーカーソックス」「ショートソックス」「フットカバー」など、さまざまな名称があります。しかし、「アンクル丈」と書かれていても、履くとくるぶしが出る商品もあります。
確認すべきなのは商品名ではなく、ゴルフシューズを履いたときの見え方です。現地で慌てないよう、自宅で一度確認しておくと安心でしょう。
ゴルフ場はスポーツ施設であると同時に、クラブとしての雰囲気や伝統を大切にする場所でもあります。
くるぶしが見えること自体が、一般的なマナー違反というわけではありません。ただ、短パンに靴から見えないソックスを合わせると、遠目には素足でシューズを履いているように見え、街着に近い印象になることがあります。
日光カンツリー倶楽部も公式ドレスコードで「肌の露出は控えてください」と案内しています。すべてのゴルフ場が同じ考え方とは限りませんが、ソックス丈を周囲からの見え方に関わる基準としていることがうかがえます。
さらに、1913年設立の東京ゴルフ倶楽部では、暑さ対策としてヒザ丈の半ズボンを認める一方、6月から9月末までは、くるぶしが隠れる白色のアンクルソックスに限定しています。短いソックスがOKでも、丈や色、期間まで指定される場合があるのです。
猛暑対策もソックスのマナーも夏ゴルフの必須項目
ソックス丈の指定を「細かすぎる」と感じる人もいるでしょう。一方、服装の基準はゴルフ場ごとに異なります。利用する以上、事前に確認しておくのがマナーです。
公式サイトにソックス丈の記載がなければ、ゴルフ場へ問い合わせるのが確実です。判断に迷ったら、くるぶしが完全に隠れる丈を選び、予備をゴルフバッグに一足入れておくと安心でしょう。
「たった数センチ」と油断せず、シューズを履いた状態で確認しておく。暑さ対策をしながら、そのコースのドレスコードにも配慮することが、夏のゴルフを快適に楽しむための基本といえそうです。
文/井上茜
1979年東京生まれ。外資系ゴルフメーカーでPRを務め、女性ゴルファー支援プロジェクトの立ち上げにも携わる。ファッションアパレルでのプレス経験も持ち、ウエアとギアの両面に通じた知識を活かした記事を得意とする。
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