1組のうち3人がランチをパス!? レストランを利用しないゴルファーが増えている?

ゴルフ場のレストランの食事は一般的な飲食店よりも割高なことが多く、毎週のようにゴルフに行く人からすれば大きな出費となります。では、節約などを目的として、ゴルフ場にお弁当を持参することはマナー違反になるのでしょうか?

1人予約では過半数が「食事パスします」というケースも

 千葉県の某ゴルフ場の会員であるAさんは、最近驚いたことがあります。1人予約での組み合わせラウンドで、ハーフターン休憩でゴルフ場のレストランを利用しない人が最低1人はいるということが3回続いたというのです。

できたら愛妻弁当を持ってコースに行きたいというお父さんゴルファーも多いであろう 写真:AC

 最初に同伴者の1人から「食事パスします」と言われたときは、アレルギーなどあってゴルフ場の食事が食べられない人もいるだろう、などと考えていました。

 しかし、2回目はレストランに行かない人が組の半数の2人もいて、さすがに異変に気付きます。ゴルフ場の会員であるそのうちの1人に「こないだも食事召し上がらない方いらしたんですよ」と水を向けると、その人はレストランを利用しない理由をこう打ち明けました。

「実は私、たいてい1人予約で来るんですけど、ここ2回、テーブルで一人ぼっちになるという事態が連続したんです。さすがに広い空間で私だけぽつねんと食べているのはいたたまれないので、今日はそれを避けるためにコンビニで買ったおにぎりで済ますことにしました」

 つまり、3人ないし4人の組で過半数がレストランに行かず、食べずに済ませたか、弁当を買ってきたか、もしくは外に食べに行ったということです。それが2回続くとなると、さすがにたまたまとは思えません。

 Aさんは「組み合わせのラウンドだと、メンバー同士で面識がある場合もあるにせよ、初対面の人と回る可能性は高くなります。コロナ禍ですから、外でのプレーは問題ないと考えていても、飲食もともにするとなると遠慮したいという人も出てくるんじゃないでしょうか」と、レストランを利用しない理由を推測していました。

 そうした人が組に1人現れると、食事に重きを置かない人なら「レストランに行かなくて問題ないなら、次は俺も真似しよう」と考えてもおかしくありません。ゴルフ場のレストランは一般的な飲食店よりも割高ですし、いわゆるガッツリ系のメニューが多くて年配者や女性のゴルファーには選ぶに選べないとこぼす人もいます。

 また、頻繁にラウンドする人であれば、単純に節約のため食事代を削ろうと考えるのも理解できます。

 結果的に、前出の会員氏のようにもともとはレストランで食事する気があっても寂しい思いをするのがイヤで、コンビニでお昼を調達するということが連鎖的に起こってしまったのかもしれません。

ゴルフ場にお弁当を持参するのはマナー違反?

 ただ、ゴルフ場にお弁当を持参するのはマナー違反のようにも感じられます。実際のところ、どうなのでしょうか。

 結論から言うと、食品の持ち込みを禁止しているコースでなければ、お弁当を持参しても問題ないと言えます。

 ラウンドのハーフターン時にレストランで食事をするのは、日本独自とも言えるスタイルで、海外では昼休憩を取らない「スループレー」が一般的です。その場合、プレー中は一切食事を取らないか、ホットドッグなど簡単な軽食で済ますことが多いようです。

 ただ、コースによっては、明確に食品の持ち込みを禁止としているところもあります。そういったコースの場合は、原則としてコース内のレストランを利用する必要があるので、事前に確認しておきましょう。

 一方で、飲食物の持ち込みが禁止されていなくても、コースを利用する上で配慮すべきことがあります。

 レッスンプロの三浦辰施氏は、次のように話します。

「ゴルフ場の多くはレストランの営業にも力を入れています。レストランを利用してもらうこともゴルフ場の経営を成り立たせる収益源なので、マナー的にはレストランで食べるのが無難と言えます。多くの場合、お弁当を持参することは問題ありませんが、ゴルフ場の外で食べるようにするなど、最低限の配慮は必要であると言えるでしょう」

ゴルフ場にお弁当を持っていく際の注意点

 お弁当を持参した際に配慮すべき点ですが、まず、最も注意すべき点はお弁当を食べる場所です。レストランのテーブルを無断で使用することはもちろんいけませんが、ロビーのベンチやソファーなども注意が必要です。基本的にクラブハウス内は共有スペースであり、最近は「飲食禁止」となっていることも多いので、食事は避けるべきでしょう。

 また、コース脇の芝生に座って食べることも基本的にはNGです。カートに座っておにぎりやサンドイッチを食べるくらいであれば問題になることはありませんが、日本においては、コースでお弁当を食べるということは決して一般的とは言えません。ただ、河川敷コースの場合、堤防の斜面に座って食べる分には、公有地ですから問題ないでしょう。

 このように考えると、一番無難なのは駐車場のクルマの中で食べることでしょう。これであれば問題になることはまずないと言えます。

 もし、ハーフターンで食べるためにおにぎりやサンドイッチをラウンド中カートに乗せて持ち歩く場合は、カラスなどの鳥類に気を付けることです。カートに置いてある食べ物をカラスなどに盗られることは、ゴルフ場では珍しくありません。人間から食べ物を取ったカラスなどは、それを学習して繰り返すようになるので、他の利用者に対しても迷惑がかかることになります。

 今の季節はまず大丈夫でしょうが、食中毒には注意が必要です。やはり夏場の弁当持参はおすすめできません。コースに持ち込むにせよクルマに置いておくにせよ、夏場にはかなりの高温になることもあります。お腹を壊してしまえばプレーどころではありませんし、もし大事になってしまえば、他のプレーヤーやゴルフ場の関係者にも大変な迷惑となってしまいます。

※ ※ ※

 ゴルフ場での食事はコース内のレストランを利用するのが一般的ですが、食事代を節約したいなどの理由があれば、ゴルフ場にお弁当を持参することも方法の一つです。最低限の決まりやマナーを守ればゴルフ場にお弁当を持参することは可能なので、一度検討してみても良いかもしれません。

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