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- 初心者は積極的にプレーイング4などの「特設ティー」を使うべきなのか?
「プレー4」や「マエ4」という言葉に略されることが多いプレーイング4。多くのゴルフ場で見かけるが、初心者の頃は意味も分からず失敗したティーショット後に、改めてそこから打ち直していました。そこで、改めて「プレーイング4」について考えてみました。
スムーズなプレー進行のためにローカルルールで設置された前進ティー
ゴルフ場に行くと、ティーイングエリアに次のような案内看板が掲示されていることがあります。
「ティーショットがOBの場合、特設ティーよりプレーイング4にてプレーすることができる」
最近は「プレーすることができる」という表記よりも「プレーしてください」という表記のほうが一般的かもしれません。
キャディつきプレーが主流だった時代は、ティーショットがOBの場合、ティーイングエリアから3打目で打ち直すか、特設ティーから4打目でプレーするかキャディさんに聞かれることが多かったです。
しかし、セルフプレーが主流の時代になり、スムーズなプレー進行のため特設ティーの使用が推奨されるようになりました。
特設ティーとは、ティーショットがOBやロストボールになった際の救済措置として、ローカルルール(そのコースの地理的条件などを考慮して適用される特別規則)でホール前方に設置されたティーイングエリアのことです。
本来であればティーショットがOBの場合、1罰打を加えて3打目としてティーショットを打ち直します。しかし、打ち直しの3打目を打ったと仮定し、特設ティーから4打目をプレーします。これを略して「プレー4(プレーフォー)」や「前4(マエヨン)」と呼びます。
特設ティーは日本固有のもので、正式なルールではありません。
なぜこのような救済措置が普及したかと言いますと、日本の国土は平野部が少なく、大半のゴルフ場が山間部に造成されたため、海外のゴルフ場に比べてOB区域が多くなっています。
OBが2発、3発と続き、プレー進行が遅れるのを防ぐため、特設ティーを設置するゴルフ場が増えていったと推測されています。
これを応用し、パー3のティーイングエリアには「ティーショットが池の場合、特設ティーよりプレーイング3にてプレーしてください」という案内看板が掲示されているところもあります。
ティーショットが池に入った場合、ティーイングエリアから打ち直すかペナルティーエリアを横切った箇所を基点に救済措置を受けるのが正式なルールですが、次のショットでまた池に入る可能性があるので、池を越えたエリアにローカルルールで特設ティーを設置しています。
特設ティーからのショットはティーアップOK
特設ティーの設置場所は、パー3はグリーンまで20~30ヤード付近、パー4はグリーンまで100~150ヤード付近、パー5はグリーンまで200~250ヤード付近です。特設ティーには黄色いティーマークが使用されています。
パー4とパー5の特設ティーは黄色いティーマークがフェアウェイの左端と右端に配置されており、その範囲内であればどこからでも打てるというパターンが多いです。
特設ティーからのショットはティーアップしてOKというルールが主流です。ただ、ローカルルールはゴルフ場によって異なります。
ローカルルールはスコアカードの裏面やクラブハウス内の掲示板に記載されていますから、気になる方は確認してください。
上級者は特設ティーからのショットで、なぜかティーアップせずに打つ方が多いです。その理由を聞くと「普段から芝生の上のボールを打っているから」という答えが返ってくるのですが、初心者はマネをする必要はありません。ティーアップしたほうが明らかに打ちやすいです。
そもそも特設ティーを使用している時点でトラブルが発生しているのですから、大叩きのピンチです。被害を最小限に食い止めるためにもティーアップして打ちましょう。
特設ティーはルール遵守の観点から設置の是非が議論されることもありますが、初心者がスムーズにラウンドするためには積極的に使用すべきだと思います。
ドライバーのティーショットを真っすぐ打つのは初心者にとって難しいですから、最初のうちは特設ティーから3~4打でホールアウトできるようになることを目標に練習するのがオススメです。
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