【ふるさと納税】ゴルフ三昧&未来のゴルファーを応援できる自治体があった | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

【ふるさと納税】ゴルフ三昧&未来のゴルファーを応援できる自治体があった

寄附した自治体に地域貢献ができ、またお礼品として特産品がもらえることもある「ふるさと納税」。寄附することで中・高校生ゴルファーを応援したり、返礼品の「ゴルフ場利用券」がもらえたりするなら、ゴルファー冥利に尽きるというもの。

返礼品には人気の名門コースでプレーできる「ゴルフ場利用券」も!

 応援したいと思う自治体を自由に選んで寄附ができる、うれしい制度「ふるさと納税」。

 寄附をすることで地域貢献できるだけでなく、自治体によっては寄附者へ「お礼」という形で、その土地の名産品や特産品が送られてくることは、多くの人が知るところでしょう。

2016年から三木市ふるさと納税の返礼品として参加、三木市のゴルフ振興に尽力してきたオリムピックゴルフ倶楽部 写真:ゴルフ場提供

「ふるさと納税」の寄付自体は年間を通してできるのですが、税金の控除を受けるための手続きの一区切りが12月31日とあって、例年この時期になると、ふるさと納税サイトの広告やCMを目にする機会がグッと増えます。

 返礼品として送られてくるおいしそうな肉や魚、フルーツに、ついつい目を奪われがちですが、実はゴルフ好きにはたまらない「ゴルフ場利用券」と呼ばれる返礼品があることをご存じでしょうか。

 そこで今回は、西日本では最多の25コースが立地する兵庫県三木市役所にお話を伺ってみました。

 同市には、市役所内に「ゴルフのまち推進課」や「三木市ゴルフ協会」といった、ゴルフ関連を扱うセクションが複数設置されており、ゴルフを市の“特産物”として内外にアピールしています。

 同市では2015年から、ゴルフ産業のさらなる振興を目指し、ふるさと納税の返礼品として「ゴルフ場利用券」を用意。

「スタート当初は、3ゴルフ場(吉川インターGC・MECHA、チェリーヒルズGC、ライオンズCC)のみでしたが、翌年には2つのゴルフ場(オリムピックGC、キングスロードGC)と1ゴルフ練習場(ガーネットGC)が参加。そして、さらに5ゴルフ場(花屋敷GCよかわC、花屋敷GCひろのC、太平洋GC有馬C、太平洋GC六甲C、美奈木GC)が加わり、現在では、ふるさと納税の返礼品として市内10ヶ所のゴルフ場とゴルフ練習場で利用できる「ゴルフ場利用券」をお選びいただけるようになりました」(同市役所縁結び課担当者)

三木市の「ゴルフ場利用権」 1万円の寄附から返礼品としてもらえる

 気になる寄附金額についてですが、三木市の場合、ゴルフ場のプレーフィの一部として使える返礼品「ゴルフ場利用券」を希望するなら寄附額は1万円程度と、申し込みしやすい金額も人気の秘密です。

 3万円台の寄附なら平日一人1R無料セルフプレー券が、5万円台なら土日祝一人1R無料セルフプレー券(※いずれも有効期限は各ゴルフ場によって異なります)が、寄附のお礼として送られてくるといった具合。

 寄附金額がアップするほど返礼品のグレードも上がっていくので、寄附できそうな金額とお目当てのゴルフ場を見比べながら決める楽しさもあります。

 世界に誇る名門・廣野ゴルフ倶楽部をはじめとした、個性豊かな素晴らしいゴルフ場が市内に25か所もある三木市。

「厳格なメンバーシップ制を敷いているコースもありますが、今後も市のゴルフ振興に賛同してくださるゴルフ場の拡充に努めたいと思っています。同時に“ゴルフのまち三木”だからこそ発信できる、ゴルフの魅力を内外に伝えていきたいですね。ふるさと納税がそのひとつのきっかけとなれば、こんなにうれしいことはありません」(同担当者)

寄附したお金が未来のプロゴルファーを育てる!?

 ゴルファーにとっては、「ゴルフ場利用券」などの返礼品が魅力的なふるさと納税ですが、寄附する人が寄附金の使い道を選び、応援したい気持ちをはっきりと自治体に届けることができるのも、ふるさと納税の魅力のひとつではないでしょうか。

令和2年度から開催の全国高等学校・中学校ゴルフ選手権春季大会。同市で毎年開催することでジュニアゴルファーの“聖地化”を目指していく 画像:三木市ゴルフのまち推進課提供

 寄附金の使い道として、昨年新たに加わった「春高・春中ゴルフ」は、同市がジュニアゴルファー育成のために本気で取り組むゴルフトーナメントです。

 市内在住の高校生男子と同女子、中学男女の3部門、合計400人を超えるジュニアゴルファーが春の日本一を目指します。今年は新型コロナウイルス感染症の影響から一般非公開という形で実施されましたが、来年度は3月23~25日の日程で有観客での開催が検討されています。

 昨年度に引き続き、ジュニアゴルファー育成と同市のゴルフ振興に賛同したオリムピックゴルフ倶楽部、チェリーヒルズゴルフクラブ、三木ゴルフ倶楽部の3ゴルフ場が会場となり、ジュニアゴルファーの熱き戦いを盛り上げます。

「春高・春中ゴルフ」高校女子の部が開催されるチェリーヒルズゴルフクラブ 写真:ゴルフ場提供

 寄附した自治体から届くゴルフ関連の返礼品でプレーを楽しむだけでなく、寄附したお金が未来のゴルファー育成に役立てられるというのなら、まさにゴルファー冥利に尽きるというもの。

 いよいよ令和3年のふるさと納税の締め切りまで、残すところあとわずかとなりました。来シーズンはぜひ、ふるさと納税の返礼品でゴルフを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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キングスロードゴルフクラブも2016年より参加。写真はグリーン手前の池とバンカーの配置が絶妙な9番パー5 写真:ゴルフ場提供
太平洋クラブ 有馬コース 写真:ゴルフ場提供
太平洋クラブ 六甲コース 写真:ゴルフ場提供
花屋敷ゴルフ倶楽部 ひろのコース 写真:ゴルフ場提供
花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース 写真:ゴルフ場提供
2016年から三木市ふるさと納税の返礼品として参加、三木市のゴルフ振興に尽力してきたオリムピックゴルフ倶楽部 写真:ゴルフ場提供
令和2年度から開催の全国高等学校・中学校ゴルフ選手権春季大会。同市で毎年開催することでジュニアゴルファーの“聖地化”を目指していく 画像:三木市ゴルフのまち推進課提供
「春高・春中ゴルフ」高校女子の部が開催されるチェリーヒルズゴルフクラブ 写真:ゴルフ場提供

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