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- 意外と気になる!? 客がラウンド中でもコース管理作業をしなくてはいけない理由
木々の剪定をしていたり、ブロワーで落ち葉の処理をしていたりと、プレー中でもコース管理の人が作業をしていることは多い。しかし、どうして営業している日中もコースの管理作業が必要なのでしょうか。
日中しかできない作業をしているから
ゴルフ場に行くと、こちらがプレーしているのにホールの片隅でコース管理スタッフが作業をしていることがあります。

向こうは邪魔にならないところで作業をしているつもりなのかもしれませんが、こちらは腕前に自信がなく、ショットが右にも左にも曲がりますから、コース管理スタッフにボールが当たらないか心配になります。
そんなときは「ボールを打ちますよ」と声をかけると、木の陰に隠れたりしてくれますが、そもそもどうして客がプレーしている時間帯にコース管理作業をしているのでしょうか?
ゴルフ場関係者にその理由を聞いてみると、「お客様がプレーしている時間帯にコース管理作業をしているのは、日中しかできない作業をしているからです」という答えが返ってきました。
「コース管理作業は時期と地域にもよりますけど、冬だったら朝一番にグリーンにかぶせているシートを外して、グリーンの芝を刈ります。カップ切りを朝に行なうゴルフ場もあります。あとはティーイングエリアに落ち葉が溜まっていたらブロアーをかけてお客様をお迎えします。これが朝の基本的な作業になります」
「そうすると、フェアウェイの芝を刈る作業は日中しかできません。ですからフェアウェイは日中に刈っています。あとはバンカーの作業だったり、どうしても日中にやらなければいけない緊急作業を行なったりしているのだと思います」
どうしても日中にやらなければならない緊急作業というのは、具体的にはどんなことがあるのでしょうか?
「お客様のプレーに支障があることですね。たとえばバンカーに溜まっている水を取り除くとか。あとは、どうしてもこの木を切っておかなきゃいけないとか、イノシシ除けのフェンスを張らなきゃいけないとか、そういうことです」
「本来であればお客様がプレーしていない時間帯に作業をしたいのですが、混んでいるシーズンや日照時間が短いシーズンはどうにもできないので、プレーの合間に作業を行なっています」
プレーヤーの邪魔になっているのはスタッフの気遣いが不足している
ただ、多くのゴルフ場では客がプレーしている最中は作業を一時中断し、プレーエリアから離れるように指導しているそうです。

「お客様が『ボールを打ちますよ』と声をかけないとどかないのであれば、それはコース管理スタッフの気遣いができていないだけです。ゴルフ場はサービス業ですから、お客様ファーストがサービスの基本です。お客様がいるときは外すのが仕事のマナーです」
「コース管理スタッフはお客様の邪魔をするために作業をしているわけではありませんが、邪魔になっているのであればサービスレベルが低いゴルフ場でしょう」
「お客様の邪魔になるのは視界に入ることだけでなく、木を切るノコギリの音だったり、プレーヤーの横をマーシャルカーがビュンと通り過ぎたりするゴルフ場はあります」
「接客サービスをちゃんとやっているゴルフ場が増えてきたから、ちゃんとやっていないゴルフ場が目立つようになったのかもしれません」
高度経済成長期からバブル期にかけて、ゴルフ場の供給がゴルファーの需要に追いついていませんでしたから、ゴルフ場で働くスタッフはサービス業という意識がかなり低かったと言わざるを得ませんでした。
ゴルフ場の予約が取りづらかったので、ゴルファーが予約を取ってもらったお礼に手土産を持参してゴルフ場を訪れた時代もあったそうです。
バブル崩壊後は需要と供給のバランスが逆転し、サービスがよくないゴルフ場には客が来なくなりましたから、ゴルフ場の接客意識もだいぶ変わりましたが、コース管理スタッフは裏方意識が強いですから、サービス業という視点が今でも欠けているところがあるのかもしれません。
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