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- 「やらず嫌い」はもったいない!? 2月でも営業している薄暮プレーってどうなの?
気温は低いままですが、日照時間が伸びたことでゴルフ場によっては薄暮プレーを開始しています。「ゴルフ場に行ったら18ホール回りたい」と考えがちですが、実は時間の有効利用やゴルフの普及などの面で、薄暮プレーは非常に適しているのです。
14~15時ごろスタートして9ホールか18ホールをプレー
多くのゴルファーにとって、ゴルフ場は早起きして朝から行く場所というイメージがあるかもしれませんが、ゴルフがスタートできるのは朝だけではありません。
先日、取材のため昼過ぎにゴルフ場を訪れたところ、キャディマスター室で「今から薄暮プレーの組がスタートします」という言葉を聞き、「こんな時期(2月中旬)から薄暮プレーが始まっているのか」と驚きました。
薄暮プレーの薄暮は「はくぼ」と読みます。朝からラウンドした客がホールアウトした14時から15時ごろスタートし、日没までの時間帯にプレーします。
今はまだ朝の冷え込みが厳しいですから、春が近づいていると感じることは多くありませんが、確かに日照時間は12月に比べてはるかに長くなっています。
関東地方で17時過ぎまでプレーできるくらい日照時間が伸びていますから、九州や沖縄はどうなのかと思って調べてみたら、九州は約40分、沖縄は約1時間も日の入り時刻が遅いとのこと。
それなら薄暮プレーで9ホールを回るのなんて楽勝で、早いスタートであれば18ホールをスループレーで回ることもできそうです。
ただ、沖縄は元々、午前スタートと午後スタートの2部制で18ホールをスルーで回る営業スタイルが一般的なので、午後スタートの組の後に薄暮ハーフプレーの組が入るのかもしれません。
薄暮プレーはゴルフ場に滞在する時間が短くて済む
薄暮プレーはプレー料金をスタート前に支払わなければならなかったり、ホールアウト後に風呂やロッカーが使用できなかったりするなどの制約がありますが、2サムでも割り増し料金がかからなかったりするメリットもあり、好んでプレーする人がけっこういます。
朝からスタートする通常プレーですと、ティータイムの1時間前に到着し、前半ハーフが2時間15分、昼休憩が1時間、後半ハーフが2時間15分、ホールアウト後に風呂に入って精算を終えるまで30分で計算すると、7時間もゴルフ場に滞在することになります。
でも、薄暮プレーはティータイムの1時間前に到着するのは同じだとしても、2サムの客が多いですから進行がスムーズならハーフ2時間程度で回れます。18ホールをスルーで回っても4時間です。
そしてホールアウト後はキャディバッグを車に積んで帰るだけですから、ゴルフ場に滞在するのは3時間から5時間程度ということになります。
ゴルフはプレー時間が長いことが普及の妨げになっているという懸案事項があり、2019年のルール改正でプレー時間の短縮とゴルフの普及を目的にした大幅な変更がありました。
グリーン上でピンを抜かずにパッティングができるようになったり、球の捜索時間が5分以内から3分以内になったり、救済時のドロップ方法が肩の高さからひざの高さになったりしました。
ただ、ゴルフはそもそもミスが出るスポーツで、細かい時間短縮を積み重ねても打数が増えればそれなりに時間がかかります。
しかも18ホールの距離はプロゴルファーの飛距離アップにともなって伸びていますから、アマチュアゴルファーがレギュラーティーやレディースティーからプレーしても、コースの難易度は以前よりも高まっていると感じます。
それであれば、いっそのこと9ホールでプレーを終えてしまえば、プレー時間は格段に短縮されます。
以前は「せっかくゴルフ場に来たのだから、18ホールを回らずに帰るなんてもったいない」という発想のゴルファーが多かったですが、最近はゴルフ場が非常に混んでいることに加え、行き帰りの車の渋滞も激しくなっていることから、9ホールプレーを好むゴルファーが増えている気がします。
これから日照時間がさらに伸びていけば、薄暮プレーに加えて早朝プレーやナイタープレーといった選択肢も出てきます。
ゴルファーとしては、自分の好みに合ったプレーの時間帯とホール数を選べるようになっていますから、プレースタイルの多様化によってゴルフ場の混雑が少し落ち着いてくれることを期待したいところです。
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