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- 極寒ラウンドに効果あり!冬ゴルフ前の身体を温める「朝スープ3選」
凍てつくような冷気に包まれる冬ゴルフ。寒さで気持ちが萎えそうになる朝は、身体を芯から温めてくれる「スープ朝食」がオススメです。調理時間は、わずか3分! 公認スポーツ栄養士・こばたてるみ先生直伝の“あったかスープ朝食”で、身体の中からウォーミングアップしていきましょう。
ラウンド前の朝ごはんに欠かせないのは、食事誘発性熱産生の高いタンパク質
防寒対策がスコアを左右する冬のラウンド。機能性に富んだウエアや防寒&防風グッズの用意、入念なストレッチ運動など、プレーヤーがラウンド前にすべきことはたくさんありますが、意外と軽視されがちなのが“ラウンド当日の朝食”です。
ゴルフに出かける朝は何かと気忙しく、途中のコンビニで簡単に済ませる人や、なかには朝食抜きなんていう人も多い。
でも、プレー中の主なエネルギー源となる炭水化物や、エネルギーを作り出す時に必要とされるビタミンB1などを朝食で摂らないと集中力を維持できず、ラウンド前のストレッチも徒労に終わってしまいます。
では、1分でも長く暖かいベッドで過ごしたい寒い冬、しかもゴルフに出かける忙しい朝にぴったりの朝食とは、どのようなものなのでしょうか。
季節を問わず自らもゴルフを楽しむ、公認スポーツ栄養士のこばたてるみ先生は「冬ゴルフの朝食時には、身体を効率よく温める食事誘発性熱産生の高いタンパク質を積極的に摂ることが大事」だと言います。
「食事誘発性熱産生(DIT)」とは、食事をした際に体熱として消費されるエネルギー量のこと。
人が食事を摂ると、体内に取り込まれた栄養素が分解され、その一部が身体の熱となって消費されます。このため食後は代謝が活発になり、じんわりと身体が温かくなるわけです。
少々聞きなれない“食事誘発性熱産生”という言葉ですが、これが高いほど多くの熱を発することになるので、身体が温まりやすくなるともいえます。食事誘発性熱産生で消費されるエネルギーは、食事の際に摂取する栄養素の種類によって異なることがわかっています。
タンパク質のみを摂取した場合は摂取エネルギーの約30%、糖質のみの場合は約6%、脂質のみだと約4%のエネルギーが消費されるそうです。ふだんの食事ではこれらの栄養素がミックスされているので、食後にDITとして消費されるエネルギーは10%程度ということになります。
寒い冬に効率よく身体を温めるためには、肉や魚、卵、豆類、乳製品など、食事誘発性熱産生の高いタンパク質豊富な食材を使った朝ごはんを、しっかりと食べることがとても大切なのです。
冷たい風に晒されるコースで半日近くを過ごすプレーヤーにとって、身体を速やかに温めるタンパク質豊富な食事が大切であることはわかったものの、ただでさえ慌ただしい朝から栄養満点の朝食を作るなんて、ハードルが高すぎると感じる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回、“おいしい・簡単・栄養リッチ”をモットーに、プロスポーツ選手やオリンピックメダリストなどの栄養サポートの経験豊富な公認スポーツ栄養士、こばたてるみ先生にタンパク質たっぷりの“あったかスープ3種”を教えてもらいました。
コンビニなどで調達できる材料を使い、調理時間はいずれも3分!おいしく食べて、心も身体もウォーミングアップしてからゴルフに臨みましょう。
1.トマトジュースで作る「ツナトマスープ」
<材料> ※1人分
・ツナ(パウチ入り まぐろ油入り水煮フレーク)60グラム
・切干大根(乾) 5グラム
・トマトジュース 150ミリリットル
・生クリーム 30ミリリットル
・塩、コショウ 少々
・パセリ(乾燥) 少々
<作り方>
カップに手でほぐした切干大根、ツナ、トマトジュース、生クリームを入れて混ぜ、塩、コショウで味を調えてラップをふんわりかける。600ワットの電子レンジで約1分半加熱したら出来上がり。ラップを外し、乾燥パセリを散らす。
<ポイント>
食事誘発性熱産生の高い、タンパク質豊富なツナを活用しました。切干大根の旨味と生クリームのまろやかさが効いた食べ応えのある一品です。包丁不要なので忙しい朝でもすぐに作れるのが魅力です。
炭水化物豊富なロールパン(主食)をプラスして、ラウンド中のエネルギー源も確保しましょう。
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