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- 第三の選択肢!?「音声ナビ」での距離計測にメリットはあるのか?
異なる特性を持った「レーザータイプ」と「GPSタイプ」が距離計測器の主流となった。その他にも、2つのいいとこ取りをした「ハイブリッドタイプ」も人気だが、「音声ナビ」という異質な存在もある。メリットある? 使い方は? 実際にラウンドしてみた。
音声ナビって何? どんなメリットあるの?
分類としては「ボイス型GPS距離計測器」が正しい名称でしょうか、距離計測器の第4勢力「音声ナビ」には画面がありません。
文字通り、GPS衛星等で得られた情報を音声で教えてくれる距離計測器です。1辺5センチに満たない四角形や丸形の本体についているのはボタンのみ。実にシンプルな構造です。
筆者は、これまで距離計測器の二刀流を推奨してきました。レーザーを目標物に当てて直接距離を測る「レーザータイプ」とカーナビのように自分の位置とコース上の状況を確認できる「GPSタイプ」をラウンド中に使い分ける方法です。
このスタイルのゴルファーは増えている印象はあります。この特性を一つの機器で合わせたのが「ハイブリッドタイプ」です。
これらとは異質な、とてもシンプルな「音声ナビタイプ」は、一般的に距離計測器が注目され始めた約5年前は存在感がありました。声でグリーンまでの残り距離を教えてくれるのですから、とても便利なツールです。
ただ、ビジュアルの美しい「GPSタイプ」の劇的な進化によって、その存在は薄れてきたのも事実です。正直なところ、旧式な印象で使うメリットが思いつきませんでした。
しかしながら、距離計測器メーカーのホームページを見ると、新製品の一つとして存在しています。今一つ、使用イメージができないので不思議でなりません。気になるので、実際に使ってラウンドしてみました。
今回使用したのは「ボイスキャディーVC4 Aiming」は、直径48ミリ、総重量28.5グラムの丸い形状で軽く、バイザーのつばに装着しました。
ティーイングエリアに到着すると、「1番ホール、センター、左グリーン309ヤード、右グリーン316ヤード」そのホールのグリーンセンターまでの距離を音声で教えてくれました。
ティーショット後、ボタンを長押ししてセカンド地点まで行くと、ドライバーの飛距離を教えてくれました。思っていた以上に便利かも、と実感。一連の動作の中でボタンを押すだけですから、実にスマートな所作です。
この機種はサブネームで「Aiming」とあるように、アドレスチェック機能という優れものの付加機能までついています。グリーンに近づいてボタンを押せば、位置にあわせてグリーン手前と奥までの距離を音声で教えてくれます。普通にGPS距離計測器として役目を果たしています。
「音声ナビ」は競技ゴルファーにピッタリ!
後日試した「イーグルビジョン Voice3」は、朝日ゴルフの「ピンポジ君」のデータに対応しているゴルフ場ならば、当日のピン位置までの正確な距離がわかります。「音声ナビ」で十分な気がしてきました。
とはいうものの、コース図を画面で見て、必要な時はレーザーで計測する「二刀流スタイル」のはうが、筆者は自信を持ってショットに臨めます。では、実際にどのようなゴルファーが使っているのでしょうか。
一番イメージできたのは、競技ゴルファーでした。先日、プロの試合でも距離計測器の高低差使用で失格者がでました。月例などのクラブ競技でもトラブルがあると聞いたことがあります。同伴者に疑念の目で見られるのも、疑うのもお互いに気持ちが良いものでもありません。
筆者の知人は、ホームコースならおおまかなレイアウトも把握しており、少しでも疑われるリスクがあるなら「音声ナビ」で十分という考え方でした。
今では、ゴルファーの必需品となった距離計測器ですが、「どうせ狙ったところに打てないし……」という考え方は捨てましょう。
技量は関係なく、自信を持ってショットに臨むことで、ゴルフの楽しさも変わってきます。スコアも技術もアップするかもしれません。市場には、様々なタイプの距離計測器がありますので、自分自身のプレースタイルや価値観にあった選択ができます。「Play Fast」のスマートゴルファーが増えてくれると良いですね。
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