盛況の早朝ゴルフ、2サムなら“ハーフ1時間半”が標準!? 普通の時間帯より急がなきゃダメ?

今年の猛暑もあり、朝早く出かけるため渋滞がない、涼しいうちに回れる、プレー後の時間を有効に使えるなどメリットが多い「アーリーバード」が盛況です。でも、普通の時間帯より急いでプレーしなければいけないイメージもあります。

4時台にスタートして9時~10時にはゴルフ場を後にする

 今年の夏は「アーリーバード」が大盛況のようです。

 アーリーバードとは、第1組がスタートする前に設けられた早朝特別枠でスタートするプレーのことで、ゴルフ場によって「早朝プレー」とも呼ばれます。3大メリットは、(1)朝早く出かけるため渋滞がない(2)涼しいうちに回れる(3)プレー後の時間を有効に使えることだといわれます。

ゴルフ場は早朝が一番美しい 写真:AC

 千葉県のあるゴルフ場の支配人によると「アーリーバードのお客様は、日の出直後の4時台にスタートして(編集注/関東地方の7月1日の日の出は4時22分、7月31日の日の出は4時35分ごろ)スルーで18ホールを回り、シャワーを浴びて9時、10時にはゴルフ場を後にされる方が多い」そうです。

 日中暑くなる日でも、気温が急に上がってくるのは午前10時から正午にかけてです。本格的に暑くなる前に18ホールを回れるのは魅力です。また、ブランチをゆっくり食べて帰宅しても午後しっかり仕事もできて、平日に半休ゴルフも可能。休日なら午後別の予定も入れられるなど1日が有意義に使えます。これらの恩恵にあずかりたいゴルファーが多いのは当然でしょう。

 ここで素朴な疑問ですが、18ホールを回って9時、10時に帰途につくプレーヤーは、ハーフをどのくらいの時間で回っているのでしょうか。

「当コースでは、通常ハーフ2時間15分以内のプレーを推奨しています。アーリーバードでも同じですが、早朝スタートのスループレーをしにいらっしゃるお客様はおしなべてプレーが早く、またコースが空いていることもあって、ほとんどは2時間を切ります」(前出・千葉県のゴルフ場)

 このゴルフ場の場合、アーリーバードは最大10組がイン、アウトからそれぞれスタート。最後の組は5時すぎにスタートし、第1組のスタートである7時30分までにはハーフターンが完了するそうです。マナーとして常に2時間15分以内のプレーを推奨してきたことが多くのゴルファーに浸透し、アーリーバードに訪れるプレーヤーの2時間切りにつながっているようです。

2サムならハーフ1時間半は珍しくないが4サムで2時間を切るのは至難

 全国に146のゴルフ場を保有運営するPGMは、関東に保有する64のゴルフ場のうち7~8割で日の出とともにスタートするアーリーバードを受け付けています。18~19年前からアーリーバードプレーを取り入れており、通常のプレーはもちろん、アーリーバードでもハーフ2時間15分以内で回るようプレーヤーにアナウンスしているそうです。

「乗用カートにメッセージを貼るなどゴルフ場ごとに工夫して、プレーヤーにハーフ2時間15分以内で回っていただくようお願いしています。いまの時期ですと、アーリーバードのスタートは4時30分から5時30分ごろ。組数でいうと9ホールにつき8~10組くらいです。レギュラーの1組目は8時前後のスタートですから、アーリーバードの最終組が5時30分に出て2時間15分ちょうどで回っても、レギュラーのトップがスタートする前にはハーフターンすることができます」(PGM広報グループ担当者、以下同)

 アーリーバードは、2サムでの申し込みが非常に多いといいます。2サムの組はハーフ2時間以内で回るのは普通。18ホールを3時間少々で終えるケースも多く、そのあたりが人気の理由でしょう。

 一方、4サムの場合は2サムの倍の人数で回るため、どうしてもハーフ2時間で回るのはきびしく、目安として2時間15分以内を心がけるのが適正です。それにしても、2サムの組と4サムの組とで、これほどプレーの進行が違うのは意外でした。

「極端な例ですが、スタートの順番を2サム、4サム、2サム、4サムにしたとすると、2組目が渋滞の先頭になって進行が滞ります。たとえ2組目が普通に回っていても、1組目は2人でどんどん先へ行って前が空いてしまい、、3組目も2人なのですぐ追いついてくるからです。このようなことから、弊社運営の多くはアーリーバードの予約枠をインとアウトに分け、片方は2サムだけ約10組、もう一方は3サムと4サムだけ約8組というふうに設定しています。2サムの組数が多いのはプレーが早いためで、場合によっては5~6分間隔でスタートいただきます。3サム、4サムは7~8分間隔のスタートが多いです」

 このように設定したことで、かなりスムーズに進行しているそうです。

 2サムで回るときは、つい「前の4人組が遅い」「待たされてイライラする」などと感じがちですが、そういうストレスはなくなりそうです。また、4サムの場合も「後ろの2人組が待っていて落ち着かない」「プレッシャーをかけられる」といったストレスがなく、伸び伸びプレーできるのではないでしょうか。

 ただ、どのように分けても、初心者が多かったりトラブルがあったりすれば進行が遅れることも……。その場合は進行を促すナビゲーションの音声が流れますので、プレーヤーはきちんと受け止めてペースアップする必要があります。

ロッカーが使えない、バッグの運搬はセルフなど独特のきまりも

 ちなみに、アーリーバードや早朝プレーの条件は、コースによってきまりがあります。例えば、現金のみの事前精算、ロッカールームの使用不可、練習場の使用不可、バッグの運搬はセルフで行なう、飲料水の販売はコース内自販機のみ、プレー後のみシャワーと有料で食堂の利用可などは、比較的よく見られる条件ですが、コースごとに異なりますので必ず確認してください。

 特に、精算方法や飲料水の販売についてはよく聞き、状況に応じて現金や水をしっかり準備していくことが重要です。

 このところ猛暑でゴルフを控えていた方も、早い、涼しい、1日を有効に使えるアーリーバードの内容を知れば知るほど、行ってみたくなるのではないでしょうか。一度体験したらやみつきになってしまうかもしれませんね。

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