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- プレー中断はもちろん道路の冠水にも注意! ゴルフ場でゲリラ豪雨に遭遇したらどうする?
ゲリラ豪雨はもちろん、線状降水帯の発生などで局地的な大雨が非常に増えています。ゴルフ場でこのような大雨に遭遇したら、プレー中断以外にどういったことに注意するべきなのでしょうか?
前日の記録的な大雨の影響で高速道路が通行止めに
7月に関越自動車道を通ってゴルフに行く予定がありました。その前日、埼玉県東松山市付近で1時間におよそ100ミリの記録的な大雨が降りました。
ニュースを見ながら現地の人たちの安全を心配していましたが、翌日は雨がやむだろうと思っていましたし、高速道路は高架式になっているので通行には支障ないと考えていました。
ところが翌朝、交通情報を確認すると鶴ヶ島インターチェンジと東松山インターチェンジの間が通行止めでした。
迂回方法としては、東北自動車道で岩舟ジャンクションまで行き、そこから北関東自動車道で関越自動車道方面に向かえば高崎インターチェンジの手前で合流することができます。
迂回しないのであれば、鶴ヶ島インターチェンジで高速道路を降り、東松山インターチャンジまで一般道を走り、そこから高速道路に乗り直すという選択肢もあります。
判断が非常に難しい状況でしたが、東北自動車道岩舟ジャンクション経由で関越自動車道に合流するルートに土地勘がまったくなかったので、鶴ヶ島インターチェンジで高速道路を降りて東松山インターチェンジで乗り直すルートを選択しました。
結果的に鶴ヶ島インターチェンジと東松山インターチェンジの間の一般道(約11キロ)を30分で通過することができましたから、ゴルフのスタート時間にも間に合いました。
ただ、安全面を考慮すると東北自動車道方面に迂回すべきだったのかもしれないとも思いました。ゴルフのコースマネジメントと同様に考えるのであれば、鶴ヶ島インターチェンジと東松山インターチェンジの間の一般道を走るのはリスクがあります。
リスクを回避しても時間が間に合うのであれば、そちらを選択するのがクレバーなマネジメントだった気がします。
大雨が降ったときのラウンドや行き帰りの運転は無理をしないのが鉄則
昨今の日本の天候を見ていると、今後はゴルフの行き帰りでこのような選択を強いられる場面が増えてくるかもしれません。
2017年以降、気象庁が名称を定めた豪雨災害が毎年のように発生しています。2017年7月5日~6日の「九州北部豪雨」、2018年6月28日~7月8日の「西日本豪雨」、2019年9月の「房総半島台風」、2019年10月の「東日本台風」、2020年7月3日~31日の「熊本豪雨」はいずれも河川氾濫や土砂災害などの甚大な被害を及ぼしました。
車が正常に走れないほどの大雨が降り、車が水没する被害も発生していますから、ゴルフ場の行き帰りに大雨に遭遇したら河川の近くから離れて高いところに避難しなければなりません。
河川敷のゴルフ場はコース自体が冠水する可能性がありますから、事前の天気予報で大雨が予想されているのであれば臨時休業するのでしょうが、昨今は雨が降り始めてから慌てて警報が出されるケースもあります。
今の日本の雨の降り方は東南アジアのスコールと似ています。短時間にこれだけの大雨が降ると人間が抵抗するのは不可能です。
東南アジアのゴルフ場には必ずスコールが降ったとき雨宿りするための設備があります。日本のゴルフ場も雷雨に備えて各所に避難小屋が設置されていますが、今後は長時間の大雨に備えた設備の追加が求められるかもしれません。
ゴルフは雨でもプレーするスポーツですが、それは1時間の降雨量が2~3ミリ程度の話です。5ミリ以上降るとグリーンに水が浮くと言われていますから、1時間100ミリは完全にプレー続行不可能です。
もしゴルフ場でこのレベルの雨が降ったら、ただちにプレーを中断するのはもちろんのこと、帰り道も細心の注意が必要です。急いで帰る用事があるからといって周辺の道路状況を確認せずに出発すると道路が冠水している危険性があります。
過去の例を見ても分かるように、これから10月ごろまで全国各地で豪雨被害が発生する可能性がありますから、天気予報とにらめっこしながらゴルフのスケジュールを決め、予想外のことが起こったらただちにプレーを切り上げて命を守る行動を取るべきです。
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