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- 「あ~あ、せっかく買ったのに傷付けちゃった…」 クラブの傷はキレイに直すべき?
ゴルフクラブは、どうしても傷や汚れが付きやすいものです。ソールやフェース面に付着した芝は、爪などでこすっても、なかなかとれないので厄介です。効果的なお手入れ方法について、クラフトマン兼レッスンプロの関浩太郎氏に話を聞きました。
ソールの傷は上級者の証し?
ゴルフクラブは、芝や土、時にはバンカーや林の中からなど、さまざまな場面で使用することになるので、どうしても傷が付いてしまいます。ゴルフクラブは決して安価なものではないですし、なるべくキレイな状態を維持しておきたいと考えるゴルファーも少なくないでしょう。
特に練習場などのマットで練習をしていると、ソールやフェース面に芝が付着してしまうことがよくあります。手や爪でこすっても、なかなか取れないので悩んでいるという人も多いかもしれません。
では、どのようにすれば、簡単に汚れを取ることができるのでしょうか?
クラフトマン兼レッスンプロの関浩太郎氏は、以下のように話します。
「そもそも、クラブのソールとフェース面は汚れや傷が付くものなので、そこまで気にする必要はありません。練習場でソールやフェースに芝が付着するのは『溶着』といって、摩擦熱によってナイロンできているマットが一瞬溶けた結果、それがクラブに付着している状態です。そのため、タワシなどでこすっても、なかなか取れません」
「効果的なお手入れの方法としては『スチールウール800番』以上のものをホームセンターなどで購入して使うと、比較的簡単に汚れを落とすことができます。あまり荒すぎるものを選んでしまうと、クラブを逆に傷付けてしまうので、800番ぐらいがちょうど良いです」
また、なるべくクラブを傷付けたくないというゴルファーもいるかもしれませんが、クラブが傷付くのは、良いスイングができている証拠でもあると、関氏は話します。
「ターフが取れるぐらいダウンブローでスイングするのが、良いスイングと言えるので、逆にソール面が傷付かない人は、下手な証拠とも言えます。フェース面も同じで、ボールとフェース面の間には何かしら噛むことが一般的なので、細かな傷が付くことはしっかり打てている証拠です」
「何かに激しくぶつけたりして、大きなへこみや傷ができた場合は別ですが、すり傷程度はたくさん付いたほうが、ゴルフが上手な証しと言えるかもしれません」
色落ちをごまかすグッズも存在
しかし、ドライバーやウッドの場合は、ショット時やカートでの運搬時に塗装面に衝撃が加わり、塗装が欠けてしまうことがあります。フェース面やソール面の傷とは異なり、目視しやすい部分に傷が付いてしまうので目立ちやすいです。
そんな、塗装の色落ちをごまかすグッズも存在していると、関氏は話します。
「アイアンマニキュアといって、ゴルフショップに行くと何十色もの色が展開されているので、細かい傷であれば、すぐに目立たなくすることができます。アイアンに関してはメッキなので、剥がれた場合はヘッドを一回抜いて塗装し直す重作業になりますが、さすがにそこまでする人は少ないです」
「よりキレイに塗装し直したいのであれば、ゴルフ工房や一部の量販店でもやってくれます」
このように、クラブをよりキレイにしたいということであれば、ゴルフ工房や量販店にお願いすることもできます。
しかし、費用がかさむことも想定されるので、出費をなるべく抑えたいゴルファーは、上述の方法を自分で試してみると、比較的安価にクラブのお手入れができるでしょう。
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