YouTubeを鵜呑みにして“独学スイング改造”吉か凶か?

プロゴルファーが「スイング改造」をしているというニュースを見たことがある人も多いでしょう。アマチュアゴルファーでも「スイング改造」は簡単にできるものなのでしょうか?

独学で矯正するのは至難の業

 アマチュアゴルファーの中には、思うようにゴルフが上達せず「スイング改造」を試みようと考える人がいます。スイング改造は、新しいスイングフォームにすることで、より安定したショットを実現させたいという目的があります。

体に染みついたスイングフォームは簡単には直らない 写真:AC
体に染みついたスイングフォームは簡単には直らない 写真:AC

 プロゴルファーが合宿中などにスイング改造に取り組んだり、スイングに関するレッスン動画がYouTube上にたくさんアップされていたりするので、そのような情報をキャッチし、スコアアップのためにスイング改造に取り組もうと考える人も多いかもしれません。

 しかし、アマチュアゴルファーが思いつきでスイング改造に取り組んで、成功するものなのでしょうか?

 レッスンプロの村井良行氏は、以下のように話します。

「スイング改造といっても、どの程度変更を加えるかによって難易度は変わってきます。10年ぐらい独学でやっていて、ある程度はボールが真っすぐ飛ぶ人が、大幅にスイングを矯正するのは難しいでしょうし、逆にゴルフ歴が浅い人は、癖がなく直しやすいこともあります」

「ただし、YouTubeの動画や雑誌を見て、やみくもにスイング改造を行っても失敗に終わる可能性が高いです。やはり、レッスンプロの指導を受けるのが一番だと思いますし、スイング改造をしたことをきっかけにボールがまったく打てなくなり、ゴルフが嫌いになってしまっては本末転倒です」

「なので、例えば『スライスにすごく悩んでいる』などの明確に改善したい点や、修正しなければスコアに大きな影響を及ぼすといった問題でなければ、スイング改造はリスクも伴うので避けたほうが無難です」

 このように、独学で学び、ある程度の癖や型ができているスイングを、さらに独学で矯正していくのは至難の業であると言えそうです。

教えてもらうことこそが上達への近道

 そのため、ビギナーの場合は最初からレッスンプロやコーチに指導してもらうのが一番だと村井氏は話します。

「鉛筆やお箸の持ち方と一緒で、長年の癖がついたものを矯正するのは、簡単にはできません。そのため『ゴルフをやるならスコアを追い求めたい』など高い目標がある人は、正しいスイングやゴルフの考え方を初めに叩き込んでおくと、あとあと苦労しづらいです」

「何百球打っても習得できないことが、レッスンを受けると数球で理解できることもあり得るので、教えてもらうことこそが上達への近道だと思います」

 スコアが思うように伸びなかったり、イメージ通りのショットが打てないと、スイング改造をすれば改善できるのではないかと考えてしまいがちですが、アマチュアが独学で行うのは、失敗に終わる可能性が高いことはもちろん、現状より悪化してしまうことも考えられます。

 もし、スイング改造を行う場合は、適切な指導のもと、経験の浅いゴルファーも基礎の部分から指導を受けることが、理にかなったスイングへの近道と言えるでしょう。

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