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- 安価な商品の万引きが多いって本当!? ゴルフ場を悩ますプロショップでのトラブルとは?
近年はちょっとした量販店並みの品ぞろえを誇るゴルフ場のプロショップ。ボールやグローブなど消耗品を購入するのに重宝するので、利用したことのあるゴルファーも多いはず。そんなゴルフ場のプロショップで起こるトラブルについて聞いてみました。
ゴルフのプレーついでに万引きする人が意外に多い
一昔前、ゴルフ場の「プロショップ」といえば、型落ちのボールやティー、グローブなどの消耗品が少しだけ売られているだけでした。ところが、大手ゴルフ場運営会社がプロショップの充実化を図るようになってからは、多くのゴルフ場が量販店さながらの品ぞろえになっていきました。
そんな充実したゴルフ場の「プロショップ」ですが、意外なトラブルがあるそうです。ゴルフ場関係者に話を聞きました。
「それはもう万引ですね。いろんな物が盗まれます。ボールマーカーとか、サングラスとか、小さい物をケースで売っている商品が多いかもしれません。ボールやグローブ、土産物も万引されます。ただ、高級品は万引されません」
「ゴルフ場がその場で気づくことはほとんどありません。棚卸しのときに数が合わないので、そこで気づきます」
「ただ、ドリンクは毎日、冷蔵庫に補充しますから、補充した後になくなったりすることがあります。そのときは『えっ?』と思います」
「最近のプロショップはゴルファーの動線に商品を陳列するのが主流になっていますし、こちらとしても『取らないでしょう』という前提でレイアウトしています。だから、やろうと思えばできてしまうのかもしれません」
「『もったいないことをしているな』『買えばいいのに』と思います。もし現行犯で見つけたら間違いなく警察に突き出しますからね」
正直なところゴルフ場のプロショップで万引するゴルファーがいるなんて想像していませんでした。クラブハウスは基本的にプレーを予約した人しか入れない場所です。プレーを予約しているということは、それなりのプレー料金を支払うわけですから、経済的に困窮しているわけではありません。
スーパーやデパートであれば誰でも自由に出入りできますから、万引が多いのは分かります。一方で、監視カメラや警備員の警戒が厳しいですから、警戒が甘いゴルフ場で手グセの悪さが出るのかもしれません。「お金に困っていないのであれば買えばいいのに」と心底思います。
商品を破損したり、商品の箱を破損したりするのも困る
万引の次に困るのは、商品の破損や商品の箱を破損する行為だそうです。
「たとえばゴルフウエアを試着したとき、何かのはずみでボタンが外れてしまったとします。その行為自体はまったく気にしません。『ボタンが外れてしまいました』とお伝えいただければ、『いいですよ』となります」
「一番困るのは、ボタンが外れたウエアをそのまま元の場所に戻すことです。そうすると後日、その商品を購入した方から『ボタンが外れていたんですけど』というクレームが入ります」
「あとは新品のグローブを外箱から出して、ラッピングを取ってはめる人がいるのですが、あれはやめてほしいですね。試着用のグローブを用意していますから、そちらを試着してほしいです」
「ただし、試着用グローブが全種類あるわけではないです。だから自分が気になったグローブを実際にはめてみたくなるのでしょう。そのまま購入していただければいいのですが、購入しない場合、キレイに戻していただければ、こちらも何食わぬ顔で販売します」
「でも、外箱が切れてしまったり、ラッピングが破れたりすると、たった1回、手を入れただけなのに販売できなくなってしまいます」
「それと同じことで言いますと、ボールを箱から出したがる人も多いのですが、箱を開けたときに傷がついたりするケースがありますから、やめてほしいですね」
ボールの箱を開けるのは印字されているナンバーを見たい人が多いのだと思います。筆者も奇数ナンバーを好み、偶数ナンバーを好まない気質がありますから気持ちは分かります。ただ、箱に貼られたフィルムの合間からナンバーは確認できるので、筆者はできるだけ箱から出さないように気をつけています。
それにしてもプロショップで万引が多いというのはショックです。ゴルフは自分が審判のスポーツですから、「誰も見ていないからバレないだろう」ではなく、「誰かが見ているかもしれないからちゃんとしよう」という心構えの人が増えてほしいです。
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