ロッカー利用を選択できるゴルフ場が増加！ 使用率を調べたらプレースタイルとの面白い関係が判明

　ゴルフ場には基本的にロッカールームがありますが、最近はロッカーを利用するかどうかを選べるゴルフ場も増えています。

　早朝プレーや薄暮プレーなどの普及により、ロッカーを利用しなくてもそれほど不便を感じないことに気づいたゴルファーが増えてきました。そこで一部のゴルフ場はロッカーフィーを外付けにすることでプレー料金を安くするようになりました。

　ロッカーを利用するかどうかを選べるゴルフ場で、ロッカーを利用しない人の割合はどれくらいなのでしょうか。ゴルフ場関係者に聞いてみました。

「ウチのゴルフ場はロッカーを利用する場合、ロッカーフィーを別途330円（税込み）いただくシステムになっています。ロッカーフィーを支払った人と支払っていない人の割合を比較すると、来場者数の63.8％がロッカーを利用しており、36.2％がロッカーを利用していないという結果になりました」

「普段はこのような数字を算出していないのですが、ロッカーを利用していない人が意外と多いことが分かりました」

「そしてこの割合は、ラウンド後にお風呂を利用する人と利用しない人の割合とほぼ比例しています」

「ロッカーを利用しない人の割合が多いのは、ウチのゴルフ場の地域性もあると思います。来場者の95％が県内在住者で、県外在住者は5％くらいしかいませんから、プレーする服装で来場し、そのままの服装で帰宅した後、自宅でお風呂に入る人が多いのでしょう」

「近隣に日帰り温泉などもありますから、車の中に着替えを入れておいて、そういった施設に立ち寄ってお風呂に入る人もいるのだと推測しています」

　また、ロッカーを利用する人とロッカーを利用しない人でスタート時間に偏りがあることも判明したそうです。

「ロッカーを利用しない人のスタート時間を調べたところ、スタート時間が早い人と遅い人がロッカーを使わない傾向があることも分かりました」

「スタート時間が早い人はサクッとプレーしたいお客様ですから、13時ごろにラウンドが終わるとすぐ帰ります」

「スタート時間が遅い人はホールアウトが16時ごろになりますから、そのまま家に帰ってお風呂に入ってから夕食というパターンが多いのでしょう」