貴重品ロッカーの利用率は来場者の20~25%程度
ゴルフ場は来場者に対して「貴重品をロッカーに置きっぱなしにしないでください。貴重品ロッカーかフロントに預けてください」と案内します。
ロッカールームはゴルファーのラウンド中は無人になりますから、ロッカー荒らしなどの被害があった場合、責任を負うことができないと告知しています。その言葉に従って財布や車のキーなどを貴重品ロッカーに預けている人は多いでしょう。

でも、貴重品ロッカーの種類や数はゴルフ場によって異なります。ゴルフ場で貴重品ロッカーを利用する人の割合はどれくらいなのでしょうか。ゴルフ場関係者に聞いてみました。
「正確な割合を出すことは難しいのですが、2つの異なるゴルフ場の貴重品ロッカーの利用状況から割合を推測してみました」
「まずAゴルフ場はカギ式の貴重品ロッカーが115個あります。そして利用数は1日平均40~50個です。そうすると貴重品ロッカーの稼働率は約35~43%ということになります」
「ただし、これは貴重品ロッカーの稼働率であって、実際の来場者は1日180~200人います。その人数に対して貴重品ロッカーの利用数が40~50個ということは、利用率は約20~25%ということになります」
「次にBゴルフ場は27ホール営業ですが、カギ式の貴重品ロッカーが45個しかありません。実際には75個あるのですが、カギの紛失により45個しか稼働していません」
「そのため土日は貴重品ロッカーが足りなくなり、貴重品をフロントに預けるお客様が出てきます。それが1日あたり10~30人です。つまり貴重品を預ける合計人数は55~75人ということになります」
「Bゴルフ場の土日の来場者は250~300人ですから、こちらも約20~25%です。したがって、ゴルフ場で貴重品を預ける人はだいたい20~25%だと思います」