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- 違うのは飛距離だけじゃない! 知っていると上達に役立つレンジボールの特性とは?
練習場で使用されている「レンジボール」には、ネットを突き破らないための安全設計がされています。結果としてコースボールに比べ飛距離が出づらい特性を持っているのですが、調べたところ「それだけではない」事がわかりました。レンジボールにはどんな特性があるのでしょうか?
4種類以上ある!「レンジボールの硬さ」の違いは?
いわゆるレンジボールがコースボールに比べてどんな違いがあるのか? レンジボールと言っても4種類以上の硬さ(コンプレッション)やグレードがあります。
これは、コストの問題だけでなく練習場が置かれている周辺環境、例えば「周りが住宅地なのか?それとも森や林だけなのか?」といった安全問題に合わせてラインアップされています。
その他ではボールを洗浄する際の集球の都合もあり、水に浮きやすいかどうか「重さ」が異なるものもあります。
一般的なレンジボールは「ワンピース」単一構造で、コースボールに比べ非常に柔らかいため割れにくい特性と耐久性を備えています。この特性のおかげで、事故やケガを防ぎ安全にかつ練習コストを抑えられているのです。
「弾道測定器」ではコースボールと異なる数字になる
レンジボールを(許可の上)コースに持ち込みテストしたことがあります。コースボールに比べ飛距離はもちろん打出角もスピン量も減少します。
そもそも多層構造に比べ単一構造のボールはスピンがかかりにくい特性があるうえに、ボールの硬さを表す「コンプレッション」が低くなるほど(柔らかくなるほど)打出角もスピン量が減少するのです。
ゴルファーが安全に練習するためのボールが「レンジボール」の役目なので、クラブテスト時の弾道測定で、「球が低い」や「飛距離が出ない」という結果が出るのは当然なのです。
また、レンジボールの表面は使用による劣化に伴い、ディンプルが削れてツルツルになっていきます。「スピンがかからない」や「途中で球に下に落ちる」ような弾道になるのはボール特性なのです。
しかし、表面に細かい傷がついた状態のレンジボールを弾道測定器が読み取ってスピン量が多くなる事もあります。これが計測エラーなのかは、数値や実際の弾道を見れば一目瞭然です。
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