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- ゴルフ練習場の料金は「ボール貸し」か「時間貸し」 ビギナーの上達最短コースはどっち?
練習場には「ボール貸し」と「時間貸し」という料金体系が存在します。どちらも一長一短ありますが、コースデビューを目指しているビギナーには、どちらがおすすめなのでしょうか?
ビギナーにはとにかく球数をこなせる「時間貸し」がおすすめ
ゴルフの練習場にはさまざまな料金体系がありますが、大きく分けると「ボール貸し」と「時間貸し」の2種類が存在します。
ボール貸しは打席の利用時間に制限がないケースが多く、「1球〇〇円」と打ったボールの数だけ料金が請求されるシステムで、練習場によっては50球や100球で「〇〇円」とまとまった球数の料金を設定しているところもあります。
一方の時間貸しは、いわゆる打ち放題で「1時間◯円」といった料金体系になり、定められた時間内であればボールをいくつ打っても料金は変動しません。
どちらを選択するかはゴルファーの好みといえるかもしれませんが、これからゴルフを始めて初ラウンドを目指す人の場合は、ボール貸しと時間貸しどちらで練習するのがいいのでしょうか。レッスンプロの山本昌夫氏は以下のように話します。
「これからゴルフを始めて初ラウンドを目指すような人であれば、まず時間貸しでどんどん打っていくのがいいと思います。初めからボールをジャストミートできる人はほとんどいないと思うので、数をこなしてボールを打つ感覚を身につけていくしかありません」
「基本的には、ハーフスイングやアプローチショットがスイングの軸になってくるので、多めに練習してほしいのですが、ボール貸しだともったいないと感じてしまうんです。そうすると、ドライバーなどの長いクラブをフルスイングして練習を終わらせてしまうビギナーがほとんどです。打ち放題はいい意味で1球に執着しないというメリットがあります」
時間の目安としては、だいたい1時間を計画的に利用するのがベストだそうです。では、どのような番手順で練習するのがいいのでしょうか?
「まず最初の20分はアプローチショットの練習をします。これはピッチングで100ヤードを飛ばすのではなく、10~30ヤードの距離を打っていきます。ここでは、フルスイング時よりもスイングがコンパクトになるので、ボールをミートする感覚をつかんでいきます」
「次は20分間、7番アイアンか8番アイアンをハーフショットから練習していきます。7番や8番は基準となるクラブなので、徐々にフルスイングにしながら球数を打っていきます」
「最後の20分は、ドライバーをとにかくフルスイングして打っていきます。ボールが大きく曲がったり、うまくミートできなかったりしても強く振っていきます。理由としては、アマチュアゴルファーの大半は、コースに出るとどうしてもスイングが小さくなって、手打ちになりがちだからです。練習場では、コースで縮こまることがないように大きなスイングを心掛けるといいでしょう」
このように独学でゴルフを学んでいくのであれば、はじめのうちは時間貸しでとにかくたくさんボールを打っていくのが効率的といえそうです。
調子が悪い日は20~30球で切り上げることも大切
続けて山本氏は、ある程度ボールが打てるようになってきたら、時間貸しからボール貸しに変えてみるといいと話します。
「それなりにボールがクラブに当たり、真っすぐ打てるようになってきたら、ボール貸しで1球1球打っていく方向にシフトしてかまいません。ある程度上達してくると、調子が良い日と悪い日があることに気づいてきます。調子が悪い日にたくさんボールを打ってしまうとスイングに変な癖がついてしまったり、最悪の場合はムキになってけがをしてしまったりする可能性もあります。調子が悪いときは、20~30球打ってスパッと帰ることも大切なので、1球単価のボール貸しを選択するというわけです」
このように、自身の上達具合にあわせて練習方法も変化させていくと、効率的な上達が見込めます。ゴルフを始めたばかりで、どんなふうに練習を積んでいけばいいか分からないという人は参考にしてみてください。
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