生理現象こそ周りへの気配りが表れる!? ゴルフ場の“トイレマナー”クラブハウス編とコース編 | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

生理現象こそ周りへの気配りが表れる!? ゴルフ場の“トイレマナー”クラブハウス編とコース編

ゴルフ場のクラブハウスでは、守るべきマナーがいろいろと存在しています。お手洗いを利用する際も、気に留めておいたほうがよいポイントがあります。

洗面台を利用して放置するのはNG

 クラブハウス内ではドレスコードに沿った服装が求められることはもちろん、立ち居振舞いや細かなマナーについても気を配る必要があります。

 たとえばクラブハウス内のレストランを使用する際は、帽子を脱いで入り口にある専用の帽子掛けに掛けるなどします。なるべく携帯は使用せず、通話をする際はレストランの外に出るような配慮が必要です。

みんなが立ち寄るトイレ、気持ちよく使いたいものですね 写真:AC
みんなが立ち寄るトイレ、気持ちよく使いたいものですね 写真:AC

 ラウンド経験の豊富なゴルファーであれば、基本的なマナーを熟知している人が多いかもしれませんが、実はお手洗いを利用する際にも守ったほうがよいマナーが存在します。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は以下のように話します。

「用を足したあと洗面台で手を洗いますが、水滴が四方に飛び散ってしまうことが多いですよね。自宅や商業施設などで同じような状態になっても、そのまま放置する人も多いと思いますが、ゴルフ場ではマナー的によくないこととされています」

「一般的には洗面台の近くにタオルが置かれているので、手洗い後に飛び散った水滴をしっかりと拭き取るようにします。細かいと感じる人もいるかもしれませんが、ベテランゴルファーのなかには気にしてみている人も多いので、ビシャビシャの状態でその場を離れてしまうと眉をひそめられてしまうかもしれません」

 お手洗いやレストランはゴルファー全員が共同で使用するスペースなので、なるべく次に利用する人が不快な思いをしないような気配りは必要です。

ラウンド中に用を足すときは同伴者に一声かける

 また飯島氏は「ラウンド中にお手洗いに行く場合は同伴者に一声かけていくのがマナー」と話します。

「お手洗いに行けるタイミングは、ホール間の待ち時間だったり、他の同伴者がティーショットを打っている時間だったりすると思いますが、必ず同伴者に『お手洗いに行ってきます、戻らなければ先に打っておいてください』と伝えておきます。突然いなくなってしまうと、前のホールにクラブを置き忘れて取りに戻ったのか、体調を崩してどこかで倒れているのかなど余計な心配を同伴者にかけてしまいます」

「また自分がオナーだった場合、お手洗いから戻ってくるまで他の人がティーショットを打てないような状況になることを防ぐ目的もあります。ほとんどの場合は、先に『始めてよう』という話になると思いますが、特に自分が上司や先輩に当たる場合は、周囲に気を使わせないためにも一声かけておくと良いでしょう」

 このように前のホールでのスコアやカップまでの距離に関わらず、準備ができた人から順番に打っても問題ないというルールを「レディゴルフ」といいます。
 
 2019年1月に施行された新ルールで、必ずしも従来までの遠球先打を守ってプレーする必要がなくなりました。レディゴルフにはスロープレーを抑制する目的があり、靴紐がほどけてしまった人やお手洗いに行きたい人が出てきた場合、打順を前後させることにより待ち時間を極力少なくすることができます。

 ティーショットは前のホールのスコアが良かったプレーヤーから順に打つのが原則ですが、「ハーフ(9ホール)2時間15分」以内で回ろうと思うと小さなタイムロスを削る努力も必要です。臨機応変にラウンドしていきましょう。

 だいたいお手洗いはコース売店(茶店)や出だし3ホールを終えたあたりに設置されていることが多いので、前が詰まっているようなときに早めに立ち寄っておくといいかもしれません。

【写真】清潔感しかない! マスターズのトイレ外観と室内 1人使うごとにすかさず清掃

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トイレさえもマスターズカラーで統一され、瀟洒な佇まい
マスターズ会場のトイレ室内。1人使用するごとにスタッフがすかさず清掃
マスターズ会場のトイレ室内
マスターズ会場のトイレ外観
トイレの案内板すらオシャレ
トイレの案内板すらオシャレ
みんなが立ち寄るトイレ、気持ちよく使いたいものですね 写真:AC

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