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- 距離をとっていても後方はダメ! 同伴プレーヤーが打つときはどこにいるのが正解?
ラウンド中、突然「君、それはマナー違反だ!」と言われてしまった経験はありませんか? 今回は飛球線の後方で見ていたら「そこに立つな!」と怒鳴られてしまった人のお話。JLPGAティーチングプロの岡本恵氏に聞きました。
後方に立たれるとショットの際の視界に入ってしまう
打つ人の邪魔にならないように後ろで見ていたのに、「そこに立つな!」と怒られてしまった経験があるゴルファーは多いかもしれません。何が悪かったのでしょうか? JLPGAティーチングプロの岡本恵氏が解説します。

※ ※ ※
同伴競技者がショットを打つ時あなたはどこに立っていますか? アマチュアの方がやりがちなマナー違反は飛球線の後方に立ってしまうことです。後方に立たれるとスイング中に視界に入ってきてしまいます。特に中上級者のゴルファーの方々にとっては、少しでも動かれると集中ができなくなってしまうので、後方には立たないことがマナーです。
例えば5メートルくらい離れていてもショットを打つ方の視界には入ってきてしまうので、距離が離れていても後方には立たないことを徹底したほうがいいですね。特に気になるのはグリーン上です。神経質なゴルファーの中にはどれだけ距離が離れていても後方に立たれると気になるという方もいます。
後方に立っていて怒られた経験のある方もいると思いますが、私の生徒さんの多くは「後方に立たないでくれ」と思っていても口に出しては言えないと人がかなり多いです。知らないで立ってしまっていた方が多いと思いますので、今後は後方には立たないようにしてください。
打つ人の正面に立つのが基本 音を立てないように注意
同伴競技者が打つ時は、打つ方の正面に立っているのが基本です。安全面からも打つ方よりも前には出ないようにしましょう。また、ティーイングエリアのつくりなどにより正面に立てない場合は、背中側に立つようにしましょう。
当たり前のことですが、おしゃべりに夢中になり過ぎて、ショットの際に声を出してしまわないように注意しましょう。また、知らぬ間に音を立ててしまうことは意外に多いもの。例えばクラブをバッグから抜く際のガチャッという音だとか、ビニールのクシャクシャという音だとか意外に気になるものですし、特に中・上級者以上になると音を嫌がるものです。
後方に立たれてしまったら、いるべき場所を教えてあげよう

後方に立たれてしまった時どのように注意したらいいかですが、そうした行動をとってしまうゴルファーはマナーを知らない方なので、「どいて」と言ってもどこに行けばいいのか分からず困ってしまいます。後方に立たれてしまったら、「ここで見てて」と、正面で見ているように教えてあげましょう。
言い方も大切です。この後に何時間も一緒にラウンドで過ごすことになるので、厳しい言い方はせずに、なぜ立ってはいけないかを親切に教えてあげましょう。今は知らないだけで、マナーを勉強したいと思っている方も多いので、教えてあげると感謝してくださる方もいると思います。
【解説】岡本恵
JLPGAティーチングプロ。ステップ・アップ・ツアー、アジアンツアーに参戦後、2009年よりティーチングプロとしてゴルフ練習場にて一般ゴルファーを指導。約15年の間に指導したアマチュアゴルファーは1000人以上。マナーやエチケットを守りつつも、楽しくゴルフしていただくのがモットー。現在は名古屋市の竜泉寺ゴルフ場にて指導を行なっている。
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