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- どうやってバックさせるか知らない人も多い!? スムーズな進行に役立つゴルフカートの基本的操作
自走式カートのゴルフ場へビギナーを連れて行くと、運転免許を所持している人でもカートの基本的操作を知らない場合があります。ムダなくゴルフカートを動かしスムーズな進行をするためにも、基本的な操作方法を知っておきましょう。
ゴルフ歴5年以上の人がパーキングブレーキのかけ方を知らなかった
自走式乗用カートを利用したセルフプレーの場合、カートの運転手を1人に決めるのではなく、ティーショットがフェアウェイに飛んだ人、セカンドショットがグリーンに乗った人、といった具合にそのときどきでプレー進行がスムーズな人がカートの運転を担当すると、効率よくラウンドできます。
1組4人全員が自動車の運転免許を持っており、アルコールを摂取していなければ、4人ともカートの運転ができるので最も効率よくプレーできます。
先日3サムでラウンドしたとき、3人とも運転免許を持っていたので、各自のショットの行方を確認し、交代しながらカートを運転していました。
ところが同伴者の1人がカートを停止する際、パーキングブレーキをかけ忘れ、上り坂の途中で停止したときにカートが後ろに下がってしまい、筆者が助手席から慌ててブレーキを踏みました。
「○○さん、カートを停めるときはパーキングブレーキをかけてくださいよ」とお願いしたところ、「パーキングブレーキってどうやってかけるの?」という答えが返ってきました。
いわれてみれば、確かにそのカートにはパーキングブレーキを示す「P」の文字がどこにもありません。「このカートはブレーキを長押しするとパーキングブレーキがかかります」と教えました。
同伴者は5年ほど前からゴルフを始め、毎年6~12回のペースでラウンドしているのですが、今回と同じ機種のカートを運転するのが初めてだったらしく、パーキングブレーキのかけ方を本当に知りませんでした。
乗用カートに操作方法の説明書はついていませんでしたから、「もし4人全員がパーキングブレーキのかけ方を知らなかったら大変なことになるのではないか」と心配になりました。
そのゴルフ場はスタート前にマスター室のスタッフが「どなたかお1人で構いませんので乗用カートの利用約款にサインをお願いします」と声をかけ、パーキングブレーキのかけ方を知らなかった同伴者がサインをしていました。
サインをしたということは、パーキングブレーキのかけ忘れが原因で事故が起こった場合、自己責任になるわけです。
でも、普通自動車の運転免許を持っている50代の男性が、カートの操作方法を説明しなければ分からないわけですから、カートを貸すほうも「このタイプのカートの操作方法はご存じですか?」のひと言くらいあってもいいのではないかと感じました。
バックギアの入れ方も知らないゴルファーが多い
乗用カートの操作方法に関しては、バックギアの入れ方を知らない人もすごく多いです。カート位置がショットの邪魔になるとき、同伴者に「カートをバックしてもらえますか?」とお願いすると、「バックの仕方が分からないから前に出すよ」とよくいわれます。
でも、昨今は乗用カートのカートナビゲーションシステムにGPSが搭載されているので、カート同士の距離が後ろの組にも伝わるようになっています。カートを前に出してしまうと後ろの組が「安全な間隔が空いた」と勘違いし、ティーショットを打ち始めてしまう可能性があります。
だから「カートをバックしてほしい」とお願いしているのに前に行かれると困るので、「それなら自分で動かします」とカートに戻り、運転席の真下にあるギアをフロントからバックにシフトチェンジし、カートをバックさせます。そうすると「そんなところにギアがあるなんて知らなかった」と感心されます。
カートの機種によってはハンドルの真横にスイッチのようなギアがついており、「F」と「R」のボタンで進行方向を切り替えるタイプもあります。ただし、指1本で進行方向を切り替えるのもうっかりミスが発生しやすいと聞いたことがあります。
ゴルフ場のスタッフにとって乗用カートに乗ることは日常かもしれませんが、ゴルファーにとって乗用カートに乗ることは非日常です。非日常的な乗り物を貸す上で必要最低限の説明はあったほうがいいのではないでしょうか。
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