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- ビジターフィーが高額なコースが多い… 有名ビジネス誌の「ゴルフ場ランキング」を見て感じたこと
有名ビジネス誌で組まれた「ゴルフ場特集」。ランキングには有名ゴルフ場の名前が並んでいるが、「プレー代の納得感」という項目が少し気になりました。
ゴルフ特集が組まれたビジネス誌を購入
このところコンビニエンスストアに立ち寄っても雑誌コーナーで立ち止まることはなかったですが、雑誌コーナーの前をとおり過ぎようとしたところ、ある雑誌の表紙が目に留まりました。
「ゴルフ沸騰」、「プレーしてよかったゴルフ場ベスト43」。「支配人と読者が選んだゴルフ場ランキング」といった見出しが躍っていたのは有名ビジネス誌。
筆者はフリーランスになる以前、ゴルフ雑誌の編集部に在籍していたので、このビジネス誌が毎年ゴールデンウイークに合わせて発売するゴルフ場ランキング特集号を読んでいました。
ふと懐かしい気持ちになり雑誌を手に取ってみると、その薄さに驚きました。以前読んでいたときと比べるとページ数が半分くらいになっているのではないでしょうか。
ただし、立ち読みができないようにシールが貼ってあるので、ページ数を確認することはできません。目に留まったのだから購入しようと思い値段を見たところ、特別定価820円でした。
それでも買ってもいないのに文句を言う筋合いはないと思い直し、購入しました。家に帰ってシールをはがし、ページ数を確認すると104ページでした(表まわりを含む)。
104ページのうち「ゴルフ沸騰」特集に40ページもの誌面を割いていました。後半6ページはテニスクラブの記事でしたが、読みごたえがあり内容も面白かったです。
「よかったゴルフ場」の判断基準は結局のところ費用対効果!?
「プレーしてよかったゴルフ場ベスト43」の内容について、少し気になる点がありました。ランキング入りしているゴルフ場のほとんどは、メンバーの同伴・紹介がないとプレーできないコースです。
これらのコースをビジターがプレーしたら、平日でも2~3万円、土日なら4~5万円する施設もあります。その金額を本当に自分で支払ったかどうか疑問が残ります。
評価項目の中に「プレー代の納得感」という項目もあるのですが、評価しているのが全国のゴルフ場支配人と有名ビジネス誌の読者ですから、特別優待料金やメンバー料金で回った人も含まれていると思われます。
一般ゴルファーはプレー代と内容を比較して「プレーしてよかった」かどうかを判断します。プレーしてよかったゴルフ場を決めるうえで、プレー代の納得感はかなりのポジションを占めます。プレー代が高いと「大したことなかった」という評価になりやすく、プレー代が安いと「意外とよかった」という評価になりやすいです。
ゴルフのプレー代に対する「高い」「安い」の判断基準は人それぞれですが、筆者の周囲の反応を見ると、平日1万5000円以上は「高い」、平日1万円以下は「安い」と感じる人が多いようです。土日は3万円以上になると「高い」、1万5000円以下なら「安い」でした。
この反応はお金持ちもそうでない人もそれほど変わりません。会社の経費でゴルフに行きまくっている社長さんも、1ラウンドで3万円以上支払うと「あそこ高かったね」とブツブツ文句をいいます。
そういう意味で言うと、今年に入ってからゴルフ場のプレー代がことごとく値上がりしているので、「あそこは高い割に今イチだった」、「大したコースでもないのにあんな高い料金を取りやがって」という文句を聞く機会が多くなりました。
ゴルフ場関係者の皆様におかれましては、プレー代に見合った品質やサービスを提供できているかどうかを今一度、考えていただきたいと思いました。
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