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- ゴルフボールも輪ゴムみたいに酸化して2年でダメになるってホント!? 保管する上で一番の大敵は?
「どうせ消耗品だから…」とゴルフボールを適当に保管しているゴルファーは多いかもしれません。しかし、保管方法によっては使っていなくても劣化が進む場合も。ゴルフボールはどのように保管するのが正しいのでしょうか?
ゴルフボールは空気に触れても劣化しないが環境に注意
ゴルフボールはゴルフ用具のなかでも購入頻度が一番高い消耗品であり、1回打っただけでロストしてしまうことも珍しくありません。同じボールをロストすることなく何カ月も使い続けるケースはほとんどないので、ラウンド終了後、特に手入れ等はせず、なくしたら新しいボールを使用するゴルファーが大半かもしれません。
試しにインターネットでゴルフボールの保管方法について調べてみると、ゴルフボールはゴムでできているため経年劣化は避けられないとするものが複数出てきます。ゴムは酸化に弱く、時間のたった輪ゴムが弾力を失ってボロボロになるのと同じという理屈のようです。一説には寿命は2年という話も。
果たして本当なのでしょうか? 元ブリヂストンスポーツでゴルフ事業に携わったゴルフジャーナリストの嶋崎平人氏に質問してみると、こんな回答が返ってきました。
「それは2000年頃まで使われていた糸巻きボールについての話です。糸巻きボールはその名の通り、糸ゴムを巻いてつくるため、酸素に触れると劣化してしまい、寿命はだいたい2年とされていました。しかし、現在のゴルフボールは合成ゴムに合成樹脂のカバーをかぶせてつくるため、酸化はほとんど生じません」
では、ゴルフボールはどのように保管するのが適切なのでしょうか。酸素ではない真の大敵は何か? レッスンプロ兼クラフトマンの関浩太郎氏に聞いてみました。
まず、使用済みのゴルフボールに関しては、ラウンド終了後、付着している泥や芝を水洗いで落としてから保管します。ボールに泥や芝がこびりついた状態でショットすると飛距離や球筋に悪影響を及ぼすからです。プレー中、汚れに気づいたときは、ホール間にある洗浄機を利用したり、濡れたタオルでよく拭くなどして、できるだけきれいな状態を保つことをおすすめします。
関氏はゴルフボールの保管は置く環境が大事だと話します。特にこれからの暑い季節、クルマのラゲッジでゴルフボールを保管することが劣化を早める原因になるそうです。
「ゴルフボールもグリップも同様ですが、高温多湿の場所に長時間放置するとかなり劣化が進んでしまいます。真夏の車内の温度は45度を超えることもあるので、車内に置きっぱなしにすることがないようにしましょう」
冬ゴルフで、ポケットにカイロとゴルフボールを一緒にいれておくと、まれにボールの表面が溶けてしまうこともあるそうです。それだけゴルフボールは熱に弱いので、キャディーバッグにいれて保管する際は、どこに置くかが大切です。
基本的にキャディーバッグは日陰で湿度が低く、風通しの良い場所に置くのが最適です。結露しやすい北側の壁際や台所、浴室の近くといった場所は避けたほうが無難ですが、難しい場合は除湿剤などを置くようにすると効果的です。
スコアを追求していくためには、番手ごとの距離を正確に把握しておくことが必要不可欠です。ボールの劣化で距離感を見誤ることがないように注意しましょう。
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