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- 「ナイス“ダボ”ーッ!」って…煽ってんのか!? 「ナイス」つけていいスコアはどこまで?
「俺からしたらボギーは上出来なのに、『ナイスボギー!』と声をかけたらにらまれた…」。自分の無邪気な声がけにより、同伴者を不機嫌にさせてしまった経験がある人もいるかもしれません。「ナイス〇〇(スコア)」は、どこを基準に声がけするのがベストなのでしょうか?
まずは「パー」が基準だが過程も加味して
己と向き合いスコアを追求していくのもゴルフの醍醐味ですが、同伴者と和気あいあいと会話しながらプレーするのも楽しいものです。
会心のティーショットを打てたときに、「ナイスショット!」と声がけしてもらえると、それだけで来てよかったと思える人は多いでしょう。他にもいいスコアで上がった人にも使うなど、ラウンドの日は幾度となく発する「ナイス」というワード。しかし、適切な使い方をしないと、「ナイス“ダボ”って、俺のこと舐めてるのか!」と、同伴者を不快にさせてしまうこともあります。
ホールアウト後の「ナイス〇〇(スコア)」は、どこを基準にするのが妥当なのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は以下のように話します。
「一般的なアマチュアゴルファーであれば、パーを基準に声がけを行うのが妥当だと思います。ナチュラルにボギーをとったゴルファーに対して、『ナイスボギー』とはあまりいわないですね。逆にバーディーは上級者であってもなかなかとれるものではないので、バーディーが出た際は大絶賛してあげると喜ばれるでしょう」
しかしシチュエーションによっては、ボギーやダブルボギーでも称賛に値するケースがあるといいます。
「非常に難易度が高くボギーで御の字のホールや、OBもしくはペナルティー等のトラブルから立て直して最小限のスコアで上がれたホールでは、称賛するケースもあります」
「たとえば、パー5のティーショットでOBを打ってしまった場合、特設ティーを使用しなければ3打目で打ち直しとなります。そこからミスなく4打目、5打目を打ってグリーンオン、ワンパットでカップインすればボギーです。このような場合は、たとえボギーであったとしても修正力が素晴らしいので称賛してあげるべきでしょう。単純にスコアの良し悪しではなく、そのスコアを出せた過程が素晴らしいからです」
ゴルフはミスのスポーツともいわれているので、ミスショットをしたあと、いかに立て直せるかもスコアを縮める鍵であり、ゲームの醍醐味そのものともいえます。チップインなどのビッグプレーで想定より少ない打数でホールアウトした同伴者に対して、「ナイスボギー」と声がけを行っても、まったく不自然ではないですし、いわれほうも不快な思いはしないでしょう。
ビギナーに対しては褒めて褒めすぎることはない
もちろん、これらの基準は相手のレベルによっても変わってきます。ラウンド経験の浅いビギナーに対しては、どんなスコアであっても積極的に褒めてあげたほうがいいと飯島氏は話します。
「昨今では新規ゴルファーが増加傾向にあるので、ベテランゴルファーはビギナーと回る機会も増えているかもしれません。初ラウンドを迎えたばかりのビギナーであれば、数えられるスコアでホールアウトできただけで上出来といえます」
「どうしてもゴルフ歴が長くなってくると、ビギナーだった頃を忘れてしまい、『あいつトリプルボギーじゃん。全然ダメ』と思ってしまいがちですが、ほかのホールの平均よりいいスコアが出た場合は褒めてあげましょう。ゴルフは上達するまでにそれなりに時間がかかるので、継続して続けるためには『うまくいかなくても楽しめる部分』を探す必要があります。ドライバーで真っすぐ打てたときなど、大げさなぐらい褒めてあげると、ビギナーがゴルフを続けていく原動力になるかもしれません」
同伴者を盛り上げる適切な声がけのできるゴルファーは、ラウンドに誘ってもらえる機会も増えることでしょう。ゴルフ経験が浅く同伴者にどう声がけすればいいのか悩んでいるゴルファーは参考にしてみてください。
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