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- 急用でラウンドを切り上げざるを得ない! 申し訳が立つ理由は? どう対処するのが正解?
叩きすぎてイヤになったからといって途中で帰るのは論外のマナー違反ですが、どうしてもラウンド中断して帰宅しなければ急用ができた場合、どのように対応すべきなのでょうか。
身勝手な理由での帰宅はゴルフ仲間を失う元
ラウンド中にどうしても後回しにできない急用が入ってしまい、途中で帰宅しなければいけない事態に遭遇することもあります。
寝坊や遅刻をしてスタート時間に遅れてしまった場合は途中参加という手段もありますが、途中で帰宅せざるを得ない場合、どう対処すればいいのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は以下のように話します。
「ラウンドを途中で中断して帰宅することは可能ですが、同伴者が中断する理由に納得するかどうかは別問題です。たとえば『身内に不幸があった』『怪我をした』などのラウンドを続行することが難しい状況になってしまった場合は仕方がないでしょう。まれに仕事の都合でラウンドを中断して帰るゴルファーもいますが、同伴者は不快な思いをするので今後誘われづらくなってしまいます。余程のことがない限りラウンドを切り上げることはできないと考えておくのが無難です」
真夏の炎天下でプレーしていると、熱中症になったり体調を崩したりする可能性があるので、症状が出始めた場合はすみやかに中断します。軽症の場合は回復するまでゴルフカートに乗って休憩してもいいでしょう。
雨天時のゴルフでは、地面が滑りやすくなっているので急な斜面で足を滑らせて挫いてしまう人もいます。大きなけがをした場合はすみやかにマスター室に連絡して、ラウンドを中断します。
決して1人でコースを歩いてクラブハウスに戻らないように
では、実際にラウンドを切り上げる場合は、どのように対応するのが正しいのでしょうか。飯島氏は手順を次のように説明します。
「まずマスター室に連絡してラウンドを中断する旨を伝え、カートやクルマで自分たちのいる組まで迎えにきてもらいます。打球事故につながる恐れがあるので、1人でコースを歩いてクラブハウスに戻ってはいけません」
「料金に関してはゴルフ場によって異なりますが、9ホール以上プレーした場合は18ホールぶんの料金を請求するところが多いです。ゴルフ場利用税も9ホール以上プレーすると発生します。どのような理由であれ、中断する際はゴルフ場側と同伴者に迷惑をかけることになるので、謝罪をしてから帰宅するようにしましょう」
プレーしたホールが9ホール以下であっても、ゴルファーの都合で中断した場合は、18ホール分の料金が請求されることもあります。ゴルフ場には医務室が設置されていることもあるので、けがをした場合は応急処置をしてもらえます。
ゴルファーの中には壊滅的なスコアを叩き出したことに腹を立て、ハーフターン時に帰宅してしまう人もいるそうですが、論外です。もし調子が悪い場合は、あえて「スコアをつけないラウンド」を取り入れてみると、ストレスなくプレーすることができるかもしれません。
ボビー・ジョーンズの名言に「人生の価値はどれほどの価値を得たかではない。何人のゴルフ仲間を得たかである」とあるように、自分勝手な理由でゴルフを中断してしまうと、大切なゴルフ仲間を失ってしまう可能性があります。配慮のない行動で大切な仲間を失わないようにしましょう。
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