第2の原英莉花は現れた!? ジャンボ尾崎がジュニア選考会で苦言「球打ちよりも素振りを増やすべき!」

今年で3回目を迎える「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーセレクションsupported by ISPS HANDA」が開催された。原英莉花や笹生優花を目指すジュニアが集まったが、最近のジュニアゴルファーにジャンボ尾崎が苦言を呈した。さらに、自身のゴルフに関しても1年ぶりに近況を語った。

小さな目標を確実にクリアすることが大切

 昨年、全米女子オープンを制覇した笹生優花、ツアー4勝目を飾った原英莉花、賞金ランキング4位に入った西郷真央の共通点といえば、ジャンボ尾崎邸にある練習施設で腕を磨いたことにある。

今年はまだ1球もゴルフボールを打っていないというジャンボ尾崎だが、その眼光は鋭い

 トレーニング機器も充実しており、自分の実力を高めようと思う選手にはこれ以上ない環境だ。当然、腕に覚えのあるジュニアゴルファーなら、自分もそこでレベルアップしたいと考えるだろう。

 そんなジュニアのために門戸を開いたのが「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーセレクションsupported by ISPS HANDA」だ。

 書類選考を通過した男女28名が2月5、6、12、13日の4日間に分かれてセレクションに参加した。12日はメディアの公開日となったが、当日は男子4名、女子4名が参加。

 ドライバー、アイアン、ウェッジでのショットを披露した後、最後にジャンボ特性の素振り棒でスイングを行った。

「飛距離アップするだけのスイングスピードと体力があるかどうか、いかに安定したボールを打てるかどうかを見た」とジャンボ。

 素振り棒はわざわざ重さや抵抗の異なる3タイプを用意し、それぞれにどう対応してスイングするかもチェック。現在の実力だけでなく、潜在能力も含めての審査となった。

 全体的な総評としては、「早くうまくなりたいから球を打って結果を出したいんだろうね。今の子は素振りが足りない気がする。もっともっと素振りをしたほうが、本当の意味での体力がつくんだけどね」とやや不満げだった。

 また、考え方に関しても、「メジャーに勝ちたいとか、いきなり高い山を目指そうとする。まずはその辺の山を目指して、越えてから次の山を目指さないと。目標が大き過ぎるがために途中でコケるやつが多いから」と警鐘を鳴らした。

 それでも、同アカデミーは西郷だけでなく、昨年プロテストに合格した佐久間朱莉、小林夢果といった近い将来に活躍が期待される選手も輩出している。

 自分に合った目標をしっかり立て、一生懸命に努力する人間なら夢に大きく近づけることも事実だし、ジャンボもしっかりと協力していくつもりだ。

ワンちゃんと一緒に過ごすことが一番の健康法

 アカデミーやジュニアゴルファーについて話す一方で、自身の近況についても語ったジャンボ。この2年間は自宅のある千葉県から外に出たことはなく、毎日同じサイクルの生活を送っているという。

セレクション参加者を真剣な表情でチェックするジャンボ尾崎

「朝何時に起きて、何時から何をして、夜はこの時間に寝てというのが決まってるからね。日中にすることも大工仕事が多い。いろんな台を作ったり、トレーニング機器が壊れたら修理してという毎日だよ。シーズン中にトーナメント中継を見ることも少ないかな。アカデミーの子が優勝争いしたときにちょっと見るぐらい。(飼っている)ワンちゃんと一緒に過ごすことが健康法だし、ストレスも感じないよ」と話す。

 肝心な自身のゴルフに関しては、1月から始動しようと2、3回ほど体を動かしたり、ソフトボールを打ったりしたが、寒いときに行っても意味がないなと考え直し、3月から動き始めることにしたという。

「これが人生で一番ダメなパターンだよね」と自虐的に笑ったが、まだ今年に入ってゴルフボールを打っておらず、トーナメントに出場するかどうかの目途も立っていない状況だ。

 もっとも今年の1月で75歳を迎えたジャンボは、自身の腰痛や新型コロナの影響もあり、ここ2年間はトーナメントに1試合も出場していない。

 そのブランクを抱えながら、いきなりトーナメントに出場しろというのも酷な話だろう。やはり、アカデミー生や教え子たちに厳しい目を光らせる1年になりそうだ。

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原英莉花 写真:Getty Images
西郷真央 写真:Getty Images
笹生優花 写真:Getty Images
佐久間朱莉 写真:Getty Images
今年はまだ1球もゴルフボールを打っていないというジャンボ尾崎だが、その眼光は鋭い
セレクション参加者を真剣な表情でチェックするジャンボ尾崎

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