「まだまだ足りないことだらけ」 有村智恵が2年ぶりツアー復帰戦を終え“今”思うコト「試合になると全くの別物」

　女子プロゴルファーの有村智恵が自身のインスタグラムを更新。戦いを終えた現在の心境を明かしました。

　4月3日から4日間の日程で開催され、全美貞とのプレーオフにもつれる激戦を制した穴井詩の優勝で幕を閉じた「ヤマハレディース」。

　ヤマハと契約を結ぶホステスプロで主催者推薦での参戦となった有村でしたが、2日目終了時で通算10オーバーと苦戦。昨年4月に双子を出産し、2023年「KKT杯バンテリンレディス」以来となる2年ぶりのツアー復帰戦は悔しい予選落ちとなりました。

　戦いを終えた有村はインスタグラムで「久しぶり＆産後初のJLPGAの試合でした！」と書き出し、「出場させて頂きましたヤマハ関係者の皆様、本当にありがとうございました」「そして応援してくださった皆様ありがとうございました」と感謝の思いをコメント。

　続けて「練習ではちょっとうまくいくレベルまでいきましたが、まあーーー試合になると全くの別物!!!!」「まだまだ足りないことだらけでした」と振り返った一方で、「この感覚を思い出せたのが1番の収穫です」「難コース葛城で良いゴルフをするという新たな目標もできました!!!」と前向きな思いをつづっています。

　さらに「一緒に回った日菜子ちゃん、はるかちゃんのおかげで本当に楽しかった！」と、予選ラウンドを同じ組でプレーした山内日菜子、工藤遥加へのメッセージとともに、「詩ちゃんおめでとう!!!」と穴井の優勝を祝福。

「年齢なんて関係ないとは思ってたけど、本当に私と同い年や年上の選手たちが活躍してる姿を見ると心打たれます」「最後のショットとかもカッコ良すぎるよーー!!!」とつづり、これまでツアーともに戦ってきた同学年の快挙に喜びを伝えました。

　次戦は地元・熊本県を舞台に行われる「KKT杯バンテリンレディス」（18日開幕）に出場予定で、最後に「調子上げていくぞー!!!!!!」と力強い意気込みを語った有村。

　この投稿には3000件を超える「いいね！」が届いたほか、ファンから「お帰りなさい」「お疲れさまでした」「次回も楽しみにしてます！」「ブランクあってもフォームは変わらずにきれい」「次回も試合楽しんで」など、多くのコメントが寄せられています。

1987年11月22日生まれ。熊本県出身。2006年プロテストに合格し、08年「プロミスレディス」でツアー初優勝。12年「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」で国内メジャー初制覇を果たす。13年からは米ツアーを主戦場にしたが、16年の熊本地震をきっかけに米ツアーを撤退し、国内ツアーに復帰。18年「サマンサタバサレディース」で6年ぶり14勝目を飾った。21年12月に結婚を発表し、24年4月に双子の男児を出産。25年4月「ヤマハレディースオープン葛城」でツアー復帰を果たした。