「多くの人の心を動かしました」困難な状況の中でもずっと笑顔！ 河本結の“スポーツマンシップ”が垣間見えるプレーオフ動画が話題に

　日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）が公式X（旧ツイッター）を更新し、「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」でのプレーオフの模様をダイジェストで公開しました。

　4月11日から3日間の日程で開催され、プレーオフにまでもつれる激戦を制した安田祐香がツアー2勝目を挙げた「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」。

　最終日を6位タイと好位置でスタートした河本は、4番ホールでボギーを叩くも4つのバーディーを奪い通算9アンダーをマーク。粘りのゴルフを見せスコアで並んだ安田、中村心とともにプレーオフへ。1ホール目で中村が脱落した後、互いに1歩も譲らない一騎打ちは4ホール目に突入。共に同じバンカーからグリーンを狙う2打目、難しい位置に落とした河本に対し、ピンそば3メートルに寄せる完璧なリカバリーでパーセーブした安田に軍配が上がりました。

　日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）の公式X（旧ツイッター）では16日、「勝利には届かずも――――」「雨の中、4ホールに及ぶプレーオフの末、惜しくも敗れた河本結」「緊迫した状況でも笑顔でプレーを楽しむその姿は、多くの人の心を動かしました」と紹介され、最終日の動画がアップ。雨の中、プレーオフに臨む河本の模様が公開されています。

　動画には、長時間悪天候の中で続くプレーオフでも笑顔を絶やさない河本の姿が。実況アナは「何かこう…… 楽しみながらプレーしている感じもあります」とコメントしていました。最後はプレーオフを制した安田とハグを交わし、勝者を称える河本の姿を映して、動画は締めくくられています。

　この投稿にはゴルフファンを中心に多くの「いいね！」が到着。「結ちゃん、プレーオフのカートでティーエリアに戻る時もずっと笑顔で最高！」など、温かいコメントも寄せられました。

1998年8月29日生まれ、愛媛県出身。ツアーを席巻している「黄金世代」の一人。両親の影響で5歳からゴルフを始め、2018年にプロテスト合格。19年の「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」でツアー初優勝を挙げる。24年「NEC軽井沢」で約5年ぶりとなる2勝目を手にした。弟はプロゴルファーの河本力。リコー所属。