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- 1次予選から昨年比約50人増でより“狭き門”に! 究極のサバイバル「JLPGAプロテスト」開幕
毎年、約20人しか合格することができないJLPGAプロテスト。毎年様々なドラマが繰り広げられるプロテストの1次予選がいよいよ始まります。
昨年よりも狭き門になった女子プロテスト
華やかなトーナメントで活躍する日を夢見て、今年も厳しいサバイバルレースが始まりました。
2023年度JLPGA女子プロテストが、7月19日からの第1次E地区(~21日、福岡県・西日本CC)を皮切りにスタートします。AからEまで全国5地区で行われる1次の出場者数は約630名(18日現在。各会場開催当週までに欠場者が出る可能性もあり)。この時点で2022年を約50人上回っています。
この後、9月半ばから全国3会場で行われる2次を経て、10月31日から11月3日にJFE瀬戸内海GC(岡山県)が舞台の最終テストへと続きます。合格してJLPGAのライセンスを手にできるのは20位タイまでなのは、昨年までと変わりません。出場者が増えたぶん、倍率は高くなっています。
エントリーできるのは、その年の4月1日時点で17歳以上の女子(出生時)。1次はJGA/USGAハンディキャップインデックス5.0以下なら出場可能です。ここから2次に進むには、各会場40位前後(出場者数、通過比率などにより決定)に入る必要があります。
2次の出場者は、全会場で300人前後。1次から勝ち上がった者に加えて、1次を免除された面々(約80人)が加わります。1次免除者は前年度最終プロテスト出場者、6月の最終金曜日時点でロレックスランキング400位以内の者で受験申込者のうち上位30人などです。
ここからはさらにハードルが上がります。3会場それぞれで30位前後が勝ち上がり、これに2次までを免除された選手が加わって、全部で100名前後が最終テストの舞台に立ちます。
最終からプレーできるのは、2022年全米女子アマ優勝者の馬場咲希を含めた5人のナショナルチームのメンバー。今年の日本女子アマ、日本女子学生の優勝者、日本女子オープンのローアマという結果を出した実力者たちです。
さらに、ロレックスランキング50位以内、世界アマチュアランキング10位以内(いずれも7月28日時点)が加わります。JLPGAプロテスト新型コロナウイルス感染症対策特別規定該当者でも2人が該当していますが、これは2022年の最終テストに出場資格がありながら感染症の影響で出場できなかったため、それを今年に持ち越すことができる規定によるものです。
約20人の合格者を目指し最終プロテストまで約750人が挑む
こうしてアマチュア時代に実績のある選手たち、1次、2次と勝ち上がってきた選手たちという実力者約100人が激突するのが、4日間72ホールで行われるのが最終プロテストです。
トーナメント出場順位を争うQT(クォリファイング・トーナメント)出場が基本的にJLPGA会員に限られる現在の規定では、アマチュアで出場した試合で優勝するなどの例外を除き、プロテスト合格は誰もが通る最初の関門になります。
1次から最終まで、全部で約750人が挑む今年のJLPGAプロテスト。ここを通過できなければQTに出場できません。この厳しいサバイバルに残るのは誰か。
試合に出場できる人数は限られるのだから、20位タイまでではなくもっと合格させてもいいのではないかと思いますが、JLPGAは現状を維持する方針でいます。狭き門に挑む受験者たちの熱い戦いを見守りたいと思います。
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