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- 渋野日向子は失速も全英女子に向け「前向き」 古江彩佳は連覇を逃す【女子スコティッシュOP】
昨年、古江彩佳が米女子ツアー初優勝を飾った「フリードグループ女子スコティッシュオープン」。初日に渋野日向子が8アンダーで首位に立つも決勝ラウンドでは失速。連覇を目指した古江彩佳も47位タイで大会を終えた。
古江、連覇ならず! 渋野も失速16位タイ
◆米国女子プロゴルフ<フリードグループ女子スコティッシュオープン 8月3~6日 ダンドナルドリンクス(スコットランド) 6584ヤード・パー72>
メジャー前哨戦で首位スタートを切った渋野日向子だったが、優勝には手が届かず、平凡な成績に終わった。
次週に控えたメジャー最終戦「AIG(全英)女子オープン」直前に行われた「フリードグループ女子スコティッシュオープン」初日、渋野は8アンダーの64を叩き出し、単独首位でスタート。2019年全英女子オープン以来となる優勝に挑んだ。
2日目も4つスコアを伸ばして通算12アンダーで単独首位をキープ。2打のアドバンテージを持って週末に臨んだ。ムービングデーの3日目にリズムに乗れず、5オーバー77。通算7アンダーで6位タイに後退してしまった。
それでも首位に取って代わったセリーヌ・ブティエ(仏)とはまだ6打差。逆転の可能性は十分にある中で最終日を迎えた。
西村優菜、サラ・ケンプ(豪)と同じ組で巻き返しを狙った最終日は、スタートから試練が続いた。1番パー4で3パットボギーを叩くと、2番パー4でもティーショットを左のポットバンカーに入れてボギー。3番パー5もグリーン左に外して3連続ボギー、通算4アンダーまで後退してしまう。
この嫌なムードを吹き飛ばしたのが、5番パー5でのプレーだった。フェアウェイからの第2打がグリーン手前にキャリーすると、大きな2段グリーンを転がってピンの右3メートルにピタリ。これを鮮やかに沈めるイーグルで、巻き返しムードに切り替えた。
7番パー4はボギーとしたものの、8番パー4をバーディーとしてバウンスバック。バックナインは静かにパーを重ねていたが、15番パー3でバーディーを奪って、通算7アンダーにスコアを戻してプレーを終えた。
「(最初の)2日間、すごくいいゴルフができた。3日目はホントに悔しいラウンド。今日は何とか伸ばせれば、と思ったんですけど、できずに悔しいです」と、4日間を振り返った。
次週の全英について「コースがわからないんですけど、前向きに臨めるようにしっかり調整します」と、表情を引き締めた。2019年に優勝、昨年も不調が続く中、3位に入った相性のいいメジャーに向けて、渋野のギアが上がった。
3日目に6アンダーを出して通算6アンダー9位タイにジャンプアップ。この日は渋野と一緒にプレーして上位を狙った西村も、4バーディー、4ボギーともどかしいゴルフになってしまった。
それでも通算6アンダー20位タイ。AIG(全英)女子オープン出場も決まり、今後につながる一戦となった。
昨年の今大会で米ツアー初優勝を飾り、ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ古江彩佳は、初日に2オーバー54位と大きく出遅れた。持ち前の粘り強さで予選を突破し、4日間戦ったが通算1オーバー47位タイという不本意な結果に終わった。
畑岡奈紗が通算4アンダー24位タイ。全米女子オープン、アムンディ・エビアン選手権とメジャー2試合で続けて優勝争いをして惜敗している。それだけに「調子がだんだん上向きになってきたので、優勝できるように頑張りたい」と、次週の全英に気合を入れなおした。
勝みなみは通算3アンダー28位タイで大会を終えている。
優勝は通算15アンダーでC・ブティエ。地元フランスで行われたアムンディ・エビアン選手権で初のメジャータイトルを獲得しており、2週連続優勝の快挙となった。
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