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- 渋野日向子と笹生優花は順位を落とす! 優勝はタイの新星C・ワナセン【米女子ツアー】
米女子ツアー「ポートランドクラシック」。3日目を終えて久々の上位が期待された渋野日向子だったが、最終日はスコアを伸ばせず41位タイで大会を終えた。
古江彩佳が26位タイで日本選手最高位フィニッシュ
◆米国女子プロゴルフ<ポートランドクラシック 8月31日~9月3日 コロンビア・エッジウオーターCC(オレゴン州) 6478ヤード・パー72>
渋野日向子、笹生優花がともに失速したが、古江彩佳が持ち前のしぶとさを発揮した。
米女子ツアー「ポートランドクラシック」最終日、笹生は首位に7打差、渋野は8打差からの逆転をかけて臨んだ。しかし、上位陣がスコアをどんどん伸ばす中、2人そろってもどかしいプレーとなってしまった。
通算10アンダー23位タイでスタートした渋野は、1番パー4のセカンドショットをグリーンオーバー、ボギー先行となってしまう。しかし2番パー3では1.5メートルにつけバーディーを奪いバウンスバックに成功。パー5の7番では第3打を1メートルにつけてバーディーを奪ったが、9番パー4で3パットボギー。足踏み状態で前半を終える。

バックナインに入ってもなかなかかみ合わない。難易度の高いパー3の16番でピンをデッドに狙って80センチにつけるバーディーを奪うが、続く17番パー4でボギー。3バーディー、3ボギーとスコアを伸ばせず、通算10アンダー41位タイに終わった。
「スタートからしくじってショックだった。取り返せても流れに乗れず……。(ドライバーショットは)散々だった。チャンスにつけたいところでラフに入っちゃったりして難しかった。まぁ、練習かなと思います。悔やしさもすごく残る1週間だったかなと思うので、残念ですね」と、悔しさを口にした。
次はクローガークイーンシティ選手権(7~10日、オハイオ州ケンウッドCC)。シーズンも終盤が近づき、1戦1戦が大事になってくる中、渋野の戦いは続く。
通算11アンダー16位タイからの追い上げが期待された笹生は、ショット、パットともに大乱調。2バーディー、3ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの78で、通算5アンダー59位タイに沈んだ。
2人とは対照的に、順位を上げて大会を終えたのが古江だ。3日目を終えて通算8アンダー36位タイだったが、いつものように粘り強くプレー。
1番、3番とボギーが先行したが、5番パー5で1.2メートルを沈めて最初のバーディーを奪うと、ここから4ホール続けてバーディー。バックナインも10番パー5こそボギーとしたものの、11番から3連続バーディーと気を吐き、通算12アンダー26位タイに順位を上げた。
「ボギー2つのスタートで流れが悪かったけど、しっかり切り替えできて4連続、3連続でバーディーを獲れたのはよかった」と満面の笑みを見せる。
次戦には出場せず、いったん日本に戻る予定でいる。「いくつか試合に出て調整したり、リフレッシュしたりします。(日本の試合は)気負わず気楽に楽しんでうまくできたら」と、話した。次の米ツアー出場は10月のBMWレディース選手権(10月19~22日、韓国)を予定している。
畑岡奈紗、勝みなみ、西村優菜、野村敏京の4人は予選で姿を消している。
優勝は、この日1イーグル、7バーディーの猛攻を見せたチャネティ・ワナセン(タイ)で通算26アンダー。マンデークォリファイからの参戦で大逆転してのツアー初優勝となった。4打差2位にはリン・シウ(中国)が入った。
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