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- 上田桃子ですら試行錯誤する“ピーク”のつくり方 悲願のタイトルにも“全振り”できないツアー生活の過酷
意外にも公式戦タイトルを一度も手中にしていない上田桃子。日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯では、初日イーブンパー31位タイとそこそこのスタートを切ったが、2日目に3つスコアを落として49位タイ。最終日にようやく60台でプレーして追い上げたが、通算1アンダー20位タイで大会を終えた。経験値豊富な上田でも悩む“ピーキング”の難しさとは?
「何もできなかったな。しっかり準備してきたんですけどね」
◆国内女子プロゴルフ<日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 9月7~10日 パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(長崎県) 6755ヤード・パー72>
上田桃子がベテランならではの視線で、あらためて自分との戦いの難しさを見つめている。

日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯では、初日イーブンパー31位タイとそこそこのスタートを切ったが、2日目に3つスコアを落として49位タイ。最終日にようやく60台でプレーして追い上げたが、通算1アンダー20位タイで大会を終えた。
4日間を振り返り「何もできなかったな。(最終日の4アンダーは)この位置で回ってるし、朝で条件がいいから……。しっかり準備してきたんですけどね」と、悔しさをにじませる。
ツアー通算16勝で、2007年には賞金女王タイトルを手にした後、米ツアーも経験。37歳になった今も、若い後輩たち相手に第一線で戦い続けている。だが、意外なことに公式戦タイトルはまだ一つもない。今回もこれに挑んだが、勝利とは程遠い結果に終わった。
「経験値というのは絶対的に大事だと思っているし、準備の大事さも分かっています。ただ、そこでピーキングのつくり方というのも難しいな、と思って」。“ピーキング”(peaking)とは、文字通り、最高のパフォーマンスを発揮するためにコンデションを整えることを指す。ただ、ゴルフのように毎週試合が行われている状況では、どこにピークを持ってくるかということから考えなければならない。
「オリンピックに向けたピーキングとは違うし……。年間通して試合が毎週ある中で、一つ一つどんなふうにやっていくのか……」と考えこんだ。
「結局、目の前の1試合1試合を積み重ねていくしかない」
確かに、4年に1度のオリンピックでの結果を求めるなら、ピークをどこにするかはっきりしている。しかし、ゴルフの場合、例えば海外のメジャーや今大会のような日本の公式戦のような大きな試合に向けて調整することはあるが、その間にも毎週試合でプレーしている。技術的にも精神的にも試合でしか磨けないものは間違いなくあるし、結果によって自信を深めることもある。つまり、1週間単位でのピーキングが、毎週行われていることも言える。
一方で、100人以上の選手が出場する中で優勝者が1人しかいないため、当然だが勝つことより負けることが多い。その中でプラスになる経験も負の経験も積み重ねていくのだが、精神的に疲れることも少なくない。もちろん、肉体的にも疲労は蓄積する。
そんなさまざまな状況の中で、公式戦は年に4回。そこに心技体すべてのタイミングをピタリと合わせることは極めて難しい。
日本女子プロゴルフ選手権では、去年は川崎春花、今年は神谷そらと、いずれも大会初出場の新人優勝が続いている。もちろん一定以上の実力があるのは大前提だが「ちょうどタイミングが合ったのか……」と上田はつぶやいた。
なかば自分に向かうようにこう続けた。
「何がベストなのかは分かんないですけど、結局、目の前の1試合1試合を積み重ねていくしかないんでしょうね。技術的進化も、メンタルも大事」
迷いながら、時にそれを振り切り、時にその中から答えを見出す。モチベーションを失わず、試行錯誤する。上田は新たな経験値を重ねながら戦い続けている。
上田 桃子(うえだ・ももこ)
1986年6月15日生まれ、熊本県出身。2005年プロ入り。07年にミズノクラシックなど年間4勝を挙げ、翌年から米ツアーに挑戦。21年6月に入籍。22年「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」優勝がミセスでの初勝利となった。ZOZO所属。
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