- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- アルバトロスが撮られてなかった男子選手、スロープレーの計測に不満の女子選手…プロゴルフにおける“平等”とは何か?
アルバトロスが撮られてなかった男子選手、スロープレーの計測に不満の女子選手…プロゴルフにおける“平等”とは何か?
ロケットモーゲージクラシックで、自身初かつ大会史上初のアルバトロスを決めたディラン・ウー。しかし、驚いたことに、その快挙はまったく映像に残っていなかった。彼がスター選手ではないからカメラがついていなかった。一方、ソルハイムカップで問題となったスロープレーについては、「目をつけられている」選手から不満の声も漏れる。プロゴルフにおける“平等”とは?
スター選手ではないウーの組にはカメラが1台もなかった
時は今年6月に遡るが、PGAツアーのロケットモーゲージクラシック(6月29日~7月2日)で、こんな出来事があった。
大会初日。27歳(当時26歳)の米国人選手、ディラン・ウーは、パー5の14番でフェアウェイからの第2打をユーティリティークラブで打ち、262ヤード先のグリーンを見事にとらえた。
ウーいわく、「ボールがピンに向かって転がっていったところまでは見えたけど、途中からはボールが見えなくなった」。
数秒後、グリーン際のギャラリーの「入った!」「すごい!」という歓声とリアクションで、ウーは自分のボールがカップに転がり込み、アルバトロスを達成したことを確信したのだそうだ。

ウーは米国のノースウエスタウン大学を卒業後、2018年にプロ転向したが、PGAツアーでは今なお勝利はなく、試合でアルバトロスを達成したのは今回がキャリアで初めてだった。
ロケットモーゲージクラシックの大会においても、アルバトロスが達成されたのは史上初の快挙だった。
しかし、そんな「世紀の瞬間」をとらえたテレビカメラは、驚いたことに1つもなかった。そのため、ウーのアルバトロスはPGAツアーによってSNSですぐに伝えられはしたものの、「キャリア初、大会史上初、今季のPGAツアーで3つ目」という文字のみとなり、その瞬間の映像を全米や世界のゴルフファンに披露することは物理的に叶わなかった。
その日は米国の「ESPN+(ESPNプラス)」が11時間にわたるテレビ生中継を行なっており、PGAツアーによる「PGAツアー・ライブ」もコース上に数台のカメラを出して生中継していた。
しかし、カメラの台数とクルーの人数には限界があり、決して多くはないテレビカメラは、どうしてもスター選手や人気選手に向けられる。
そのせいだったのか、それとも何かの条件がたまたま重なってしまった悲運だったのかは定かではないが、ともあれ、ウーのアルバトロス映像は1つもなかった。
PGAツアーが配信する映像はスター選手のものばかり
そんな「事情」を知らず、ウーは自分のアルバトロスの映像がテレビやSNSで映し出され、派手に紹介されることを心待ちにしていたそうだ。
しかし、大会終了後にPGAツアーが同大会のハイライトシーンを紹介した動画では、リッキー・ファウラーやルーク・ドナルド、コリン・モリカワのチップインバーディーやチップインイーグルが次々に紹介された挙句、マックス・ホーマのホールインワンで締め括られていた。
ウーのアルバトロスは大会初の快挙にもかかわらず、一度も登場することなく終わってしまい、ショックを受けたウーは「僕のアルバトロスは?」とSNSで嘆き声を上げた。
それから2カ月半ほど経過し、9月も半ば過ぎとなったつい先日にも、PGAツアーは「パターはいらない!」と銘打って、パットすることなくカップインした最近の名ショットや名シーンを紹介する動画をSNSで発信した。
だが、そこにもウーのアルバトロスは登場しなかった。それもそのはず、彼のアルバトロスをとらえた映像が存在しないのだから、紹介したくても紹介できない。しかし、ウー本人としては残念でたまらず、「一番長い距離からパットなしでカップに沈めた僕のアルバトロスは? 262ヤードだぞ」と、再びSNSに嘆きの声を上げた。
ウーの気持ちは、もちろん理解できる。しかし、メジャー大会などの特殊ケースはさておき、150名超が出場するPGAツアーのレギュラー大会の、とりわけ予選ラウンドにおいては、全選手の全ショットをすべて追いかけることは難しく、いつ、どの選手から飛び出すのかも分からないミラクルショットを漏れなくとらえることは、さらに難しい。
テレビカメラは、どうしてもスター選手に向けられ、地味な選手や人気のない選手は、よほどのことが起こらない限り、「ノーカメラ状態」に置かれがちになる。
それは、「平等か? 不平等か?」と問われたら、「平等ではない」ということになる。しかし、プロゴルフが興行ビジネス、人気商売であることを考えれば、「そうなって然るべき」と答えざるを得ない。
テレビカメラが試合中に全選手を平等に、均一に捉えることは、おそらくは今後もないだろうし、視聴者のニーズに応えることを最優先するであろうテレビカメラが、人気選手により多く向けられることは当然である。
ただ、ウーの気持ちを想像すれば、「気の毒だなあ」とは思う。しかし、これを機会に彼が人気選手に転じることができれば、それは、まさに「ケガの功名」。
ウーには、いつまでも嘆くのではなく、これからは、名実ともに「スター」になることを目指してほしいと思う。
最新の記事
pick up
-
西村優菜と共同開発! 理想の高弾道とスピンを実現した「QUANTUM MINI SPINNER」がついに発売!<PR>
-
「上達志向ゴルファーに最適解!」 “飛んで止まる”テーラーメイドのNew「ツアーレスポンス ストライプ」登場<PR>
-
“自分で操りたい派”に刺さる? テーラーメイドの新「SYSTM2(システムツー)」パター登場! 世界的ヒット作「スパイダー」との違いは?<PR>
-
今後ゼクシオはどこへ向かうのか? 家田社長が語る「25年」の継承と「XXIO 14」の挑戦<PR>
-
これが最新電気自動車の現実だ! 往復600キロのゴルフ旅を日産 新型「リーフ」で行ってわかった“BEVの安心感と実用性”<PR>
ranking











-150x150.jpg)