申ジエが世界ランク16位でパリ五輪も現実味!? 「時期尚早だけれど、機会が与えられるなら頑張りたい」

　今週、韓国で開催されている米女子ツアー「BMW女子選手権」に出場している申ジエが、韓国メディアに来年開催のパリ五輪への思いを口にした。

　今季は日本ツアーで18試合と少ない出場ながら2勝してメルセデス・ランキング1位（2554.12ポイント）を走る。海外メジャーの全米女子オープンで2位タイ、AIG（全英）女子オープンで3位となり、大きくポイントを稼いだ。それに伴い、今年初めは60位台だった世界ランキングも現在は16位まで順位を上げており、パリ五輪出場が現実味を帯びてきた。

　来年6月までに世界ランキング15位以内まで入れば、パリ五輪出場権を得られるが、韓国勢では同3位のコ・ジンヨン、6位のキム・ヒョージュに次いで、16位の申ジエは3番手だ。

　韓国紙「イーデイリー」の五輪に対する質問に対して、申ジエ自身は次のように次のように回答。

「あまりにも時期尚早ではありませんか？　私のメインツアーは日本なので、五輪に対する話をするのはまだ早いです。今年は米ツアーでの成績がいいので、（五輪出場という）話が出るようですね。韓国代表選手というプライドを持ってプレーするわけなので、国旗を胸につけて戦うことについてはまた違った感じがあります。機会が与えられるのなら一生懸命にがんばりたい。ただ、韓国の選手たちががんばっているので、誰もが五輪に出場する資格があります」

　ちなみに今週の米ツアーでも上位争いしており、また世界ランキングを大きく上げる可能性はある。同年代のイ・ボミは日本ツアーから引退したが、申ジエはまだまだ気力にあふれている。

1988年4月28日生まれ。韓国出身の女子プロゴルファー。11歳からゴルフを始め、2007年に韓国ツアー19戦10勝。翌年「ヨコハマタイヤPRGRレディスカップ」で日本ツアー初優勝を飾り、同年の「全英リコー女子」を含む米ツアー4勝。09年に米ツアーの賞金女王となり、10年には世界ランキング1位に。14年から主戦場を日本に移し、18年はツアー史上初となる公式戦（メジャー）年間3勝を達成し7年シードを獲得。スリーボンド所属。