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「練習好きになれた坂田塾には感謝」 服部真夕がイップスに苦しみながらも試合に出続ける理由
国内女子ツアー通算5勝の服部真夕。昨季QTファイナルで42位となり、来季はレギュラーツアー前半戦に出場する。シード復帰を目指す36歳のベテランにゴルフとの向き合い方、ゴルフを続ける理由、将来の目標などについて聞いた。
不振脱出のためには「なりふり構わず」
シード復帰を目指す36歳のベテラン・服部真夕にゴルフとの向き合い方、ゴルフを続ける理由、将来の目標などについて話を聞いた。
「まだシード復帰のチャンスはあると思います」
昨年のQTファイナル42位で今季はレギュラーツアー前半戦の出場が増えるため、第1回リランキングの突破を狙っている服部真夕。いつになくオフのトレーニングも充実しているようだった。

「去年から理学療法を取り入れ、可動域を上げるトレーニングを重点的にしています。年を重ねるごとに体が硬くなってくるので、そこは今のゴルフにすごくプラスになっています」
ツアー通算5勝の実績を持つ服部だが、優勝したのは2015年「CAT ladies」が最後。18年には11シーズン連続で保持したシードから陥落し、以来、主戦場は下部のステップ・アップ・ツアーだ。
それでも21年には「SkyレディースABC杯」で6年ぶりに優勝を手にし、「本当に何ともいえない久しぶりの感覚でした。(アプローチ)イップスになって、色んな方法を探してきたなかで、ようやく手にした優勝だったのでうれしかったです」と振り返る。
それに23年シーズンは4位2回、8位2回のトップ10入りが4回と好調を維持。レギュラーツアーの資生堂レディスで16位タイ、NEC軽井沢72では初日、2日目を60台で回り5位タイに浮上、最終日は78とスコアを落としたが43位でフィニッシュした。
不振に落ちった原因については、アプローチが“イップス”になったことも公言している。今ではグリーン周りからパターやユーティリティーを使う。ウェッジに関しては、2020年から“左打ち”にして試合に挑んでいるが、これはプロキャディー・呉本里恵子氏の思い付きのアドバイスだった。
「アプローチを左打ちにしてすごく楽に打てたんです。新たな選択肢が増えて、ゴルフがすごくよくなりましたから」と服部。
自分のことを「頑固な性格」と笑うが、周囲の目を気にすることやムダなプライドはとうに捨てた。ウェッジでグリーンに乗せられないならパターで打ち、ユーティリティーも使う。左打ちのアプローチもスコアになるならなんでもやる。不振から脱出するためには、なりふり構ってなどいられなかった。
「歳を重ねるごとにゴルフの向き合い方は大きく変わりました」
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