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開幕戦4位の中野麟太郎が世界アマランク1位に向け着実に歩を進める! 1位に上り詰めた松山、金谷、中島に続けるか?
国内男子ツアー(JGTO)の今季開幕戦、東建ホームメイトカップで初日、2日目と首位をキープし、最終成績で4位タイに入った早稲田大学3年生の中野麟太朗(なかの・りんたろう)。彼は今、世界アマランキングを上げようと必死で取り組んでいるが、必死にならくてはいけない背景には、日本ツアーの地位低下があるという。
せっかく入った100位以内だが米国の選手にすぐ抜かれる可能性も
しかし、「トップ100入りだ!」と喜んでばかりはいられない。全米アマ出場が決まる5月半ば、あるいはラストチャンスとなる6月半ばまで、この100位以内を維持することは、これまた難しい。

なぜなら、期限までに世界アマランクの対象となるアマチュアや学生の大会は、日本には一つもない一方で、米国のカレッジゴルフの大会は、ほぼすべてが対象とされているため、米国の大学生ゴルファーにあっという間に追い抜かされる可能性もある。
それでも中野選手は「できることは何でもやる」という心積もりだ。
今年1月末から5週間、ゴルフの向上と英語の習得のためにニュージーランドへ自主的に渡り、ニュージーランドオープンのたった1枠しかない予選会を見事に突破して本戦出場を果たしたのも、同大会が世界アマランクの対象大会だったからだ。
今後、期限までに出場できるJGTOの大会にも「推薦がもらえたら、挑戦したい」。さらには、世界アマランクでトップ100圏外へ押し出されることも考慮し、この夏は全米アマ開催よりかなり前に渡米して、優勝すれば全米アマ出場資格が得られるアマチュア大会にチャレンジすることも計画中だ。
そうやって、アゲンストの風の中で必死に前進しようとしている中野には、ときおり順風も吹いてくる。
サラリーマンの父・恵太氏にとって、息子を自費で海外遠征させる経済的負担は多大だが、この春、中野は公益財団法人江副記念リクルート財団によるスポーツ部門現役奨学生に選ばれたため、これからは海外遠征費用が奨学金で賄えるようになった。
「いろいろ大変ですが、背水の陣のほうが、メンタルが鍛えられます。いつもギリギリの綱渡りですが、楽しくなってきました。頑張ります」
道は自力で切り開く。そんな中野のこれからの歩みが、とても楽しみである。
文・舩越園子
ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学客員教授。東京都出身。百貨店、広告代理店に勤務後、1989年にフリーライターとして独立。1993年に渡米。在米ゴルフジャーナリストとして25年間、現地で取材を続け、日本の数多くのメディアから記事やコラムを発信し続けてきた。2019年から拠点を日本へ移し、執筆活動のほか、講演やTV・ラジオにも活躍の場を広げている。
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