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「残念な1日でした」 西郷真央は最終日に崩れ逆転ならず…畑岡奈紗は日本勢最上位の12位フィニッシュ
ローズ・チャンの優勝で幕を閉じた米国女子ツアー「コグニザント・ファウンダーズカップ」。逆転を狙った西郷真央(さいごう・まお)は、最終日にスコアを4つ落として29位タイに終わった。
ネリー・コルダと同組で回った西郷真央「勉強になることはあったけど…」
◆米国女子プロゴルフ <コグニザント・ファウンダーズカップ 5月9~12日 アッパーモントクレアCC(ニュージャージー州) 6656ヤード・パー71>
西郷真央は追い上げならず、スコアを落として29位タイに終わった。
米女子ツアー「コグニザント・ファウンダーズカップ」最終日、首位と12打差ながら6位タイからの追い上げと2試合連続トップ10入りを狙った西郷だったが、朝から降る雨と寒さが影響したのか、ウエットなコースの中で思うようなプレーができない。
出場5試合連続優勝でポイントレースを引っ張るネリー・コルダ(米)との2サムという気合の入る組み合わせ。2番で1メートルを沈めるバーディーを決めたが、3番、5番でボギー。後半も3つボギーを叩いてスコアを4つ落とし、通算3アンダーでフィニッシュ。順位を大きく落としてしまった。
![最終日にスコアを落とした西郷真央は29位タイで終戦 写真:Getty Images](/wp-content/uploads/2024/05/saigomao_2024Founders_CupGettyImages-2152636240.jpg)
「今日は朝の練習場からショットの調子が良くなくて、18ホールずっとパットでもしのげず残念な1日でした」と唇をかむ。コルダとのラウンドにも「勉強になることはあったけど、自分のプレーに集中するのが一番だと思った」と余裕がなかったことを打ち明けた。
次週の「みずほアメリカズ・オープン」はウエイティングで、今大会でトップ10に入れば出場できたがマンデーから挑むことになる。
対照的にコンディションが難しくとも実力を発揮したのが畑岡奈紗だ。通算3アンダー22位タイからのスタートで、1番、3番とボギーが先行したが、パー3の6番で右から傾斜を使って1メートルにピタリと寄せ、バーディーを奪って流れを変えた。続く7番も4メートルを沈めて連続バーディー。
バックナインの出だしは苦しい中パーを重ねて、13番から3連続バーディー。3つスコアを伸ばして通算6アンダー。12位タイに順位を上げて大会を終えた。
「今日はボギーが先行してなかなか厳しい状況だったんですけど、何とか前半イーブンまで戻すことができた。後半もパー5で狙って池に入れたりピンチが続いたけど、12番までいいパーセーブができて3連続バーディーにつながったのは良かった。ショットの調子は70点くらいをずっとキープしているので、後はグリーン上でチャンスを生かして、いいゴルフができればと思います」
明るい表情でそう口にし、次週以降への期待が高まる。
通算24アンダーをマークしたローズ・チャンが優勝
優勝争いは、3日目を終えて3位以下に10打以上の差をつけていたマデレーネ・サーストレム(スウェーデン)とローズ・チャン(米)が、2サムの最終組でマッチレースを展開。
徐々に雨が上がり最後は晴れ間ものぞく中、サーストレムが逃げ切るかに見えたが16番でボギー。通算22アンダーで並んで大詰めを迎えた。その後17番をバーディーとしたチャンが逆転し、さらに18番でもトドメのバーディー。通算24アンダーで2打差をつけて優勝した。
昨年の「みずほアメリカズ・オープン」でプロデビュー戦優勝を飾ってから約1年。2勝目を挙げたチャンが再び勢いに乗る。
出場6試合連続優勝がかかっていたコルダは11打差からの逆転を狙ったが、1つスコアを落として通算7アンダーの7位タイ。連勝記録更新とはならなかった。
そのほかの日本勢は、笹生優花が通算3アンダーで西郷と同じ29位タイ。西村優菜、吉田優利がイーブンパー50位タイ。吉田は次戦終了後に行われるリシャッフルで上のカテゴリーに入って出場できる試合を増やしたいところだったが、苦しい状況に追い込まれた。
勝みなみ、渋野日向子、稲見萌寧の3人は予選落ちを喫している。
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