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竹田麗央が華麗なる“逆転劇”で3勝目! 河本結は2位終戦も駆けつけた大勢のギャラリーに感謝 「めっちゃ幸せでした」
国内女子ツアー「ブリヂストンレディス」最終日。首位と1打差の2位から出た竹田麗央(たけだ・りお)が通算14アンダーをマークし、逆転でツアー3勝目を挙げた。単独首位でスタートした河本結(かわもと・ゆい)は通算12アンダーで2位タイ。5年ぶりの優勝とはならなかった。
竹田麗央「自分のゴルフに自信が持ててプレーできている」
◆国内女子プロゴルフ<ブリヂストンレディスオープン 5月16~19日 袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県) 6731ヤード・パー72>
国内女子ツアー「ブリヂストンレディス」の最終ラウンドが行われ、首位と1打差の2位から出た竹田麗央が逆転優勝。通算14アンダーをマークして、ツアー通算3勝目を手にした。
スタートホールでいきなり追いついた竹田が、その後は1度も首位の座を譲ることなく18ホールを駆け抜けた。
前日の1番はティーショットを林の中に入れてしまうトラブルショットに。なんとかボギーでしのいだものの、「イメージはよくない」と“鬼門”ともいえる1番で、この日はチップインバーディー。勢いそのままに、そこから3連続バーディーを奪った。
さらに5、6番でも連続バーディー。「後半の15番までが得意ではないので、前半から伸ばしておこうと思った」と明かすように、前半で貯金を積み上げて試合を優位に進めた。
後半はボギーを2つ叩いてバーディーは1つにとどまったものの、その貯金が生きて2位に2打差をつけて優勝。まさに狙い通りの試合運びだったと言えるだろう。
今季はここまで初優勝を含む2勝を挙げているが、4日間競技を制したのは今回が初めて。「昨日はあまりゴルフの内容がよくなかったんですけど、その中で耐えられた。4日間はこういう耐える日も1日ぐらいあるのかなって思ってたので、その中で優勝できてうれしいです」と笑みを浮かべる。
今後は次週の「リゾートトラスト レディス」に参戦したのち、出場権獲得が濃厚な「全米女子オープン」を予定している。現地では小祝さくらとBBQの計画も立てていると言うが、「(コースは)YouTubeで少し見ました。結構、池が絡むのでそこを気をつけたいです」と海外メジャーでの上位進出ももくろむ。
「初優勝してから自分のゴルフに自信が持てて毎試合プレーできている」
自身の成長をそう語った竹田。まずは次戦の国内ツアーで4勝目を狙う。
河本結「めっちゃ悔しいですけど悔いはない」
5年ぶりの優勝に王手をかけながらも、河本結は最終日に涙をのんだ。しかし、ラウンド後の表情は意外にも晴れやかだった。
「100%で一打に集中してやり切ったので、めっちゃ悔しいですけど悔いはない」
この日はスタートホールでいきなり並ばれ、3番でボギーとした河本に対しバーディーを奪った竹田。結果的にここが勝負の分かれ目となったが、最終18番で7メートルのバーディーパットを沈めて意地を見せた。
通算12アンダーをマークし、年間女王の山下美夢有と並んで2位タイでのフィニッシュ。今大会は“頑張らない”ことをテーマに掲げていたが、「最後は頑張った。最後のバーディーパットは死んでも入れたかったです」と振り返る。
初日に大会コースレコードタイの「65」をマークするなど、4日間を通して大会を盛り上げた河本。特に決勝ラウンドの2日間は大勢のギャラリーを引き連れたが、「めっちゃ幸せでした。多くのギャラリーの方が自分のプレーだけでなく、女子プロゴルフを見て楽しんでくれている姿を見ると幸せですし、本当に多くのギャラリーだったので、すごくうれしかった」と感謝を伝えた。
次戦は竹田と同様、23日から行われる「リゾートトラスト レディス」にエントリーしている。
「もう今日のゴルフは終わったこと。反省だけをして、次に向けてきょうの夜からしっかり栄養を取って、しっかりと寝て準備をしたいです」とすでに気持ちは次へと向かっている。
好調を維持する今季はこれで6度目のトップ10入り。ツアー2勝目を手にする日も、そう遠くはないだろう。
竹田 麗央(たけだ・りお)
2003年4月2日生まれ、熊本県出身。21年プロテスト合格で同期には櫻井心那、川崎春花、神谷そらなどがいる。母親はツアープロの平瀬哲子、叔母は元賞金女王の平瀬真由美という超サラブレッド家系。24年「KKT杯バンテリンレディスオープン」でツアー初優勝後、翌週の「フジサンケイレディスクラシック」でも勝利。同年「ブリヂストンレディス」でツアー3勝目を挙げた。ヤマエグループHD所属。
河本 結(かわもと・ゆい)
1998年8月29日生まれ、愛媛県出身。ツアーを席巻している「黄金世代」の一人。両親の影響で5歳からゴルフを始め、2018年にプロテスト合格。2019年の「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」でツアー初優勝を挙げる。弟はプロゴルファーの河本力。リコー所属。
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