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- 渋野日向子が全米女子オープン2位で“新章”開始宣言!? 21人が出場した日本勢の最終成績は?
笹生優花(さそう・ゆうか)が大会2勝目を飾った第79回全米女子オープン最終日(現地時間2日)、渋野日向子(しぶの・ひなこ)はしぶといプレーで3打差ながら単独2位に入った。
難関12番バーディーは「入ると思ってなかった」
◆米国女子プロゴルフ メジャー第2戦<全米女子オープン presented by アライ 5月30~6月2日 ランカスターCC(ペンシルベニア州) 6583ヤード・パー70>
渋野日向子に笑顔が戻った。
笹生優花が大会2勝目を飾った第79回全米女子オープン最終日(現地時間2日)、渋野はしぶといプレーで3打差ながら単独2位に入った。
72ホールを終えてアンダーパーは2人だけという難コンディションの下、日本勢がワンツーフィニッシュ。18番では前の組の笹生がパーでホールアウトするのを見てフェアウェイから拍手。スコア提出場では祝福の長いハグを贈るなど渋野らしさをのぞかせ、自らは不調から復活ののろしを上げた。
首位に2打差4位と逆転優勝が可能な位置で臨んだ最終日。3番、4番を連続ボギーとする苦しいスタートとなった渋野だが、最後まで粘り強いプレーを見せる。
今季はここまで9試合に出場して予選通過は3試合だけ。ベストフィニッシュはシェブロン選手権の50位タイという状況だったが、今大会は初日からプレーに手応えを感じているのが伝わってくる戦いぶり。下を向きがちだった顔がぐっと上がり、時折、持ち前の笑顔ものぞかせるプレーぶりは、最後まで続いた。
今大会最難関ホールの12番パー3では、左上7メートルから下りの大きなスライスラインを絶妙なタッチで沈める値千金のバーディー。通算1アンダーのままパーを重ねていく。周囲がバタバタとスコアを落とす中、このしぶとさでジワジワと順位を上げていった。
最終組のアンドレア・リーが上がり2ホールを連続ボギーとしたことで単独2位に浮上。大一番で今季のベストフィニッシュを決めた。
「かなり最後のほうショットが散ってしまった。パットも決められなくてスコアを落として残念でした。でも結果的に4日間アンダーで回れたのはよかった。楽しんでできました」と、最後は笑顔を弾けさせた渋野。
12番のパットに話が及ぶと「入ると思ってなかった。もっと簡単のが入ってほしかった。あれは(気持ちが)上がるパットでした。メチャクチャしんどい4日間だったけど、ここまでの自分のゴルフではありえなかった(結果な)のでびっくり。また新しい章がスタートできるという感覚なので楽しみです」と、前向きに試合を締めくくった。
総勢21人が出場していた他の日本勢も、上位にたくさん名前を連ねている。古江彩佳が通算2オーバー6位タイ、竹田麗央、小祝さくらが通算3オーバー9位タイで10位以内に与えられる来年の大会出場権を獲得。
山下美夢有が通算4オーバー12位タイ、岩井千怜が通算6オーバー19位タイ。尾関彩美悠が通算10オーバー36位タイ、西村優菜、河本結が通算11オーバー39位タイ。2021年に笹生が大会初優勝を飾った時プレーオフで敗れている畑岡奈紗は、3日目、最終日とスコアを落として通算12オーバー44位タイに終わった。以下、吉田優利が通算13オーバー51位タイ、鈴木愛が通算15オーバー67位タイ、岩井明愛が通算21オーバー74位タイ。他の7人は予選落ちしている。
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