石川遼はツアー19勝目ならずも「とても収穫があった1週間」 次戦米メジャー「全米オープン」へ弾み

国内男子ツアーの今季メジャー初戦の最終ラウンドが終了。最終日を首位と5打差の16位タイから出た石川遼(いしかわ・りょう)が全体4日間のベストスコア「63」を叩きだし、通算13アンダーで並んだ岩田寛とのプレーオフへ持ち込んだが、1ホール目で敗れ2位で4日間を終えた。

正規の18ホールは「63」と圧巻のプレー

◆国内男子プロゴルフ メジャー第1戦<BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 6月6~9日 宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース(茨城県) 7430ヤード・パー71>

 国内男子ツアーの今季メジャー初戦の最終ラウンドが終了。最終日を首位と5打差の16位タイから出た石川遼が1イーグル、8バーディー、2ボギーで回り、全体4日間のベストスコア「63」を叩きだした。通算13アンダーで並んだ岩田寛とのプレーオフに持ち込んだが、1ホール目で敗れ単独2位で4日間を終えた。

単独2位で4日間を終えた石川遼 写真:JGTO Images
単独2位で4日間を終えた石川遼 写真:JGTO Images

 石川はこの日、1番でボギーを先行させたが2番から3連続バーディーとし、6番パー5では30ヤードをチップインしイーグルを奪った。後半も5つのバーディー(1ボギー)をマークしリーダーボードを駆け上がった。正規の最終18番では、フェアウェイ左のバンカーから159ヤードの2打目を8Iでピン奥10センチにつけて、大勢のギャラリーの大歓声を誘った。

「今日は本当に良かったと思います。ボギースタートになってしまいましたけど、仕方ないかなというボギーでしたし、焦ることなくプレーできていました。4日間通してずっと状態も良かったですし、最終日に一番いいゲーム運びができた」と満足げに話した。

「イチかバチかでガンガン行ってこのスコアだったら再現性が低いですけど、しっかり自分のゲームプランを4日間変えることなく、なんなら今日が一番堅めにプレーしてこのスコアだった」と、難関・宍戸を技術と頭脳を駆使して攻略した4日間を振り返った。

 18番で行われたプレーオフ。「(左のバンカーに入れた正規の18番と)同じイメージで打った」というティーショットは右に抜けラフに入れた。2打目は木越えで残り178ヤード。ピッチングで狙ったがグリーン手前のラフにショートした。「フロントエッジにキャリーさせるしかなくて、9番だと距離感を合わせるのは難しいし、ピンのそばまでキャリーさせてしまうので、ピッチングでもう少し良いショットが出ればピッタリだったと思う」と説明した。

 さらに3打目のアプローチも寄せきれなかった。「普段から練習している状況ではあるので、そこの距離感をうまく出せなかったことに尽きますね。景色的にも奥に下っている感じで、オーバーするということは自分の経験上ないんですけど、ショートしがちなところを分かった上で打って、さらにちょっとショートしてしまったという感じだったので、思いきりよく打てなかった」と悔しさを滲ませた。

 3メートルのパーパットを外した石川に対し、岩田が1メートルの同じくパーパットをきっちりと沈め勝負あり。正念場でショットとアプローチの精度が定まらずに苦杯をなめた。

 それでも「しっかり自分のゴルフというか、技術というか、積み重ねてきていることを信じて、こういうコースでも優勝争いできることは証明できましたし、ここよりも難しく感じるコースもなかなかないので、もしかしたら来週そうなるかもしれないですけど、すごく楽しみですし、今週は結果以上にすごく収穫があった1週間でした」と、次週の海外メジャー第3戦「全米オープン」(6月13日開幕、ノースカロライナ州・パインハーストリゾート&CC No.2コース)に向けて表情は明るい。

「頭脳、メンタル、そういう側面があるスポーツなので、そういうのを今年から意識するようにしている。技術的にも去年より今のほうが良い方向に行っている確信はあります。それだけでも非常に楽しみ。あとは状況判断や、ゲーム運びを去年はほとんどやれていなかったので、これから先やっていきたい部分でもあって、今週そこに向き合うことができて、特に今日はやりきれているので。背伸びしてやろうっていうよりは、ゆっくりと自分のゴルフを投影してやっていきたいです」と、確かな自信と手応えを得て海の向こうへ旅立つ。

石川 遼(いしかわ・りょう)

1991年9月17日生まれ、埼玉県出身。高校生で初出場した「マンシングウェアオープンKSBカップ」で史上最年少の15歳8カ月で優勝を飾る。2008年にプロ転向、翌年は年間4勝を挙げ最年少賞金王に輝く。ツアー通算18勝。CASIO所属。

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