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- 【女子ゴルフ】三ヶ島かなが8アンダーのロケットスタートで初日首位 4打差に33人ひしめく混戦の上位陣は?
大東建託いい部屋ネットレディス初日、三ヶ島かながボギーフリーの8バーディーで8アンダーを叩き出し、単独首位に立った。4打差の16位タイまでに33人がひしめく混戦模様となっている。
一般営業のナイターゴルフで強気のパットをつかんだ!?
◆国内女子ゴルフ
大東建託・いい部屋ネットレディス 7月18~21日 ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(福岡県) 6505ヤード・パー72
三ヶ島かながボギーフリーの8バーディーで8アンダーを叩き出し、大東建託いい部屋ネットレディス初日、単独首位に立った。
3月の開幕以来、初めて試合がなかった週が明け、再び始まった灼熱のツアー。重いグリーンをしっかり打って、4番パー3で12メートルを沈めてみせた。
ここだけでなく、長いパットをしっかりと打てたのには理由がある。休みだった先週、友人とともにプライベートでラウンドした。ムーンレイクGC市原(千葉県)で経験した人生2度目のナイターゴルフは、もちろんツアー仕様ではなく、一般向けのグリーンセッティング。「(スティンプメーターで)8フィートくらいの(重い)グリーンでガンガン打ってたから」と笑う。
スコアもつけない友人とのラウンドは、LEDライトに美しく照らされたコースでのナイター。「ホントに楽しかった」というゴルフが、たまたま、今週のグリーン攻略につながったというわけだ。
左ヒザ外側の靱帯を痛め、昨シーズンはテーピングをしてプレーした。「ヒザは一番時間がかかる」という医者の言葉を胸に、忍耐強く痛みと戦いながらプレーを続け、回復にも努めてきた。
その甲斐あって今年の5月には完全に痛みがなくなり、「走れそうだな、と思えるくらいになった。走れるくらいにしたい」という状況だ。ただ、長い間痛みを抱えながらプレーしていた影響はまだ残っている。「もっと振っていいんだよ、と体に覚えさせているところです。ケガの前より振れています」と、復活ではなく進化したプレーをしようとしている最中だ。
最近、もう一つ変えたのが、スタート前のルーティン。以前の自分に合わせていた“準備”が今の自分には合っていないことに気が付いたのだ。自分をよく知るキャディーと相談しつつ、様々なことを調整し、2週前のミネベアアツミ レディスから、現在に合わせた“準備”を整えてプレーしてきたことが形になった。
2位には1打差で村田理沙、さらに1打遅れて岩井明愛、仁井優花、宮澤美咲、アマチュアの荒木優奈の4人がいる。4ストローク以内に33人がひしめく混戦模様のバーディー合戦。3打差の7位タイには、山下美夢有、小祝さくら、臼井麗香、青木瀬令奈ら実力者が名を連ねる。
2021年には公式戦、JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップで優勝し、3年シードを獲得したが、昨年ランキング64位でシード落ちした際、その行使をせず(本人が希望する時に使える)QTを25位突破して今季に臨む。リランキングでも13位と踏ん張っている気持ちの強さは、痛みを乗り越えてのツアー2勝目への支えとなるに違いない。
三ヶ島 かな(みかしま・かな)
1996年7月13日生まれ、福岡県出身。本名は三ヶ島伽奈。2016年に単年登録者としてLPGAツアーに参戦。翌年の賞金ランクでは41位に入り、自身初のシード権を獲得。18年にプロテスト合格。21年の最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ」で悲願の初優勝を国内メジャー大会で飾る。ランテック所属。
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