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備えあれば 憂いなし? 5年ぶりVへ河本結が徹底する食事、睡眠、練習、トレーニング、スマホの時間…「100%備えています」
国内女子ツアー第20戦「大東建託・いい部屋ネットレディス」の2日目。首位と4打差の16位タイから出た河本結が、8バーディー、1ボギーの「65」でプレー。首位と3打差の通算11アンダー4位タイに浮上し週末に進む。
◆国内女子ゴルフ
大東建託・いい部屋ネットレディス 7月18~21日 ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(福岡県) 6505ヤード・パー72
首位と4打差の16位タイから出た河本結が、8バーディー、1ボギーの「65」でプレー。首位と3打差の通算11アンダー4位タイに浮上し週末に進む。
出だしの10番パー5で2オンしながら3パットのパーとした。グリーンの重さを意識しすぎて「(インパクトで)パンチが入って(カップを)クルってなった」と、短いバーディーパットを外してのパーに「わ~ってなった」というが、すぐに気持ちを切り替えた。
重いグリーンでタッチばかりを気にしていたことに気付き、「ちゃんとラインに乗せて(パットを)決めようと意識できたら、その後はうまくいった」。この修正が見事にハマり12番以降のバーディーラッシュにつなげた。
ホールアウト後は「(スコアを)伸ばしてくれ、というセッティング通りのゴルフをしただけです。グリーンが止まるこの簡単なセッティングで、スコアが出なければプロじゃない、と自分自身に対して思っているので」と終始落ち着いた様子でプレーを振り返った。
―― 準備、準備、準備。あらゆることに備えて毎日のプレーに臨み、それを好スコアにつなげている。
メルセデス・ランキング84位でQT行きを余儀なくされた昨年の経験から、いまは日常のすべてをゴルフのために使う生活に切り替えているという。食事、睡眠、練習、トレーニングはもちろん、スマートフォンの使用時間に至るまで管理している。
試合当日はさらに細かく、例えば、宿舎を出る時間の10分前にマネージャーに車を準備してもらうと決めている。キャディーの仕事も事前に細かく決めてある。プレーする以前のあらゆることを想定しているのだ。
「想定外」がなるべくないように、何かあっても動揺しない気持ちの備えもある。万全の準備をすることで、ピリピリとしたストイックさではなく、むしろ余裕が生まれている。「試合までの準備がめちゃ大事。できていないことが0.1%もないように100%備えています」ときっぱりと口にする。
2019年「アクサレディスin宮崎」で初優勝を飾ったのち米ツアーに挑んだ。その後、日本に戻ったがシード権が取れず、昨年はついに“準シード”も逃した。だが、準備を整えて臨んだ今年の河本は強い。それが大きな結果に表れる日はそう遠くないだろう。
河本 結(かわもと・ゆい)
1998年8月29日生まれ、愛媛県出身。ツアーを席巻している「黄金世代」の一人。両親の影響で5歳からゴルフを始め、2018年にプロテスト合格。翌年の「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」でツアー初優勝を挙げる。弟はプロゴルファーの河本力。リコー所属。
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