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- 【米女子ゴルフ】吉田優利が今季最高の16位フィニッシュ 「久しぶりに自分が思ったゴルフ」でリシャッフルに弾み
米女子ツアー「デーナオープン」最終日、吉田優利(よしだ・ゆうり)が最終日に大きくスコアを伸ばし、米ツアー本格参戦を開始して以来のベストフィニッシュ、16位で明るい兆しを見せた。
「私はいい成績を残し続けるしかないので」
◆米国女子ゴルフ
デーナオープン 7月18~21日 ハイランドメドウズGC(オハイオ州) 6505ヤード・パー71
吉田優利が最終日に大きくスコアを伸ばし、米ツアー本格参戦を開始して以来のベストフィニッシュ、16位で明るい兆しを見せた。
米女子ツアー「デーナオープン」最終日、吉田は通算4アンダー31位タイでスタート。4メートルのバーディー発進の後、2番はボギーにしたが、6番から波に乗る。4メートル、7メートル、2.5メートルと3連続バーディー奪い、笑顔がいつも以上に光る。
バックナインは13番でバーディー。16番ではグリーン奥から寄せきれずにボギーを叩く一進一退。最後に18番で1メートルのチャンスを沈めてバーディーフィニッシュ。4つスコアを伸ばして通算8アンダー。16位タイに順位を上げて大会を終えた。
「久しぶりに自分が思ったようなゴルフができて、いい1週間だったなと思います」と白い歯がこぼれる。一方でベストフィニッシュについては「何とも思わないです。私はいい成績を残し続けるしかないので。自分が納得する形でゴルフしたいし、同時に成績もあげられたらいいなと思います」と、気持ちを引き締めた。
次戦CPKC女子オープン(25~28日、カナダ)、ポートランドクラシック(8月1~4日、オレゴン州)終了後に第2回リシャッフルが行われ、出場順位が入れ替わる。今大会を弾みに、できる限り上位に入りたい。
通算8アンダー12位タイでスタートした西郷真央は、5バーディー、5ボギーと足踏みの最終日となった。16位タイの結果に、ホールアウト後は眉間にシワを寄せたまま。「思ったショットは打ててたんですけど。ちょっとした風の読み方ミス、ターゲットの取り方のミスで、すごくもったいないボギーが多かったです」と悔やんだ。
渋野日向子は3バーディー、3ボギーとスコアを伸ばせず、53位タイに終わった。「4日間通してホントにダメダメなゴルフだったと思いますね」と難しい顔。それでも「引き続きやるべきことをやるだけです」と、自分を鼓舞して締めくくった。
勝みなみ、西村優菜は予選落ちしている。
優勝争いは、16アンダー単独首位でスタートしたチャネティ・ワナサエン(タイ)が、前半は独走の気配を見せた。後半になって3打差2位からユ・ヘラン(韓)が猛追。15番を終えて一度は首位に並ぶ激戦となった。しかし、ユも16番ボギーで失速。上がり2ホール連続バーディーで意地を見せたが、ワナサエンも連続バーディーと1打差で逃げ切った。ツアー2勝目となる。
吉田 優利(よしだ・ゆうり)
2000年4月17日生まれ、千葉県出身。2019年プロ入り。西村優菜、古江彩佳、安田祐香らと同学年の“プラチナ世代”の一人。21年「楽天スーパーレディース」でツアー初優勝を飾り、同年の「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」でも優勝を遂げた。23年「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で公式戦初制覇。23年Qシリーズで24年シーズンの米女子ツアー出場権を獲得した。ツアー通算3勝。エプソン所属。
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