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- 【五輪女子ゴルフ】日本勢2人がまもなくスタート! 前回はフィリピン代表の笹生優花、土壇場で初出場を決めた山下美夢有がメダルを狙う
女子のパリ五輪ゴルフ競技は、現地時間7日、ル・ゴルフ・ナショナルで開幕。4日間72ホールストロークプレーの個人戦が繰り広げられる。日本勢は笹生優花(さそう・ゆうか)と山下美夢有(やました・みゆう)の揃って2001年生まれの2人が男子の松山英樹に続くメダルを狙う。
揃って2001年生まれの笹生優花と山下美夢有
◆パリ五輪
ゴルフ(女子) 8月7~10日 ル・ゴルフ・ナショナル(フランス) 6374ヤード・パー72
激戦の末、日本代表の座を勝ち取った2人が男子銅メダルの松山英樹に続くメダル獲得に挑む。

女子のパリ五輪ゴルフ競技は、現地時間7日、ル・ゴルフ・ナショナルで開幕。4日間72ホールストロークプレーの個人戦が繰り広げられる。
1週前に松山英樹が銅メダルを獲得した男子同様、世界ランキングに準じたオリンピックランキングにより選ばれた60人が激突。 ランキング15位までに入っていれば各国最大4人、それ以下は最大2人という代表の座。今回は米国(ネリー・コルダ、リリア・ヴ、ローズ・チャン)、韓国(キム・ヒョージュ、コ・ジンヨン、エイミー・ヤン)がそれぞれ3人出場を勝ち取っている。日本、タイ、スウェーデンなどは2人が代表だ。
大激戦の末、日本から出場するのは笹生優花と山下美夢有の揃って2001年生まれの2人。笹生は前回の東京大会には母の母国フィリピン代表として出場している。同じ年の全米女子オープン王者であり、優勝候補の1人だったが、結果は9位タイだった。今年、2度目の全米女子オープンタイトルを手にしたときには「前回は母への恩返し、今回は父への恩返し」と口にしていた。国代表として出場するオリンピックはよりその気持ちが強い。会見でも「前回はフィリピン代表でお母さんの国を代表した大会でした。今年は日本人としてお父さんの国を代表して戦えることに感謝しています」と話しており、チャレンジングなコースに立ち向かう。
全米女子オープンに笹生が優勝し、日本勢の第一人者となったことでさらに激化した代表争い。それを勝ち抜いたのが山下だ。1年延期された東京大会の時には、まだ日本で1勝した選手に過ぎなかったが、2022、23年と続けて年間女王となった。日本での通算勝利数は早くも11。さらに今年は積極的に出場したメジャーで上位に入った。シェブロン選手権17位、全米女子オープン12位、極めつけは代表決定直前の全米女子プロ2位。このポイントが効いて、米ツアーでの経験豊富な畑岡奈紗、今年安定した結果を出し続けている古江彩佳を抜いてオリンピック初出場を勝ち取っている。
ローリー・マキロイのファンで、今回もそのプレーをしっかり目に焼き付けた笹生。松山英樹のプレーを今回初めて見て、優勝後に祝福した時、金メダル獲得を託されたという山下。手は届かなかったものの最後までメダルを狙い続けたマキロイと、東京で逃した同メダルを手にした松山から、それぞれ強い刺激を受けての大一番となる。
初日、笹生はミンジー・リー(豪)、アッタヤー・ティティクル(タイ)とともに現地時間11時44分にスタート。山下は12時06分にリディア・コ(ニュージーランド)、マヤ・スターク(スウェーデン)とともにティーオフする。東京で銀メダルを獲得した稲見萌寧を超えることができるか。ゴルフがオリンピックに復帰した大きな理由でもある競技の底辺拡大という意味でも、2人の活躍に期待が集まる。
笹生 優花(さそう・ゆうか)
2001年生まれ、東京都出身。アマ時代は「アジア大会」の女子個人戦で金メダル(16年)、「オーガスタ女子アマ」3位(19年)など活躍。19年にJLPGAのプロテストに合格し、20年にツアー初勝利。21年には「全米女子オープン」で畑岡奈紗とのプレーオフを制し、メジャー初制覇を達成。同年の東京五輪はフィリピン代表として出場したが、その後、日本国籍を選択した。24年「全米女子オープン」でメジャー2勝目を達成。日本ツアー通算2勝、米ツアー2勝。
山下 美夢有(やました・みゆう)
2001年生まれ、大阪府出身。2019年のプロテストに合格。21年の「KKT杯バンテリンレディスオープン」でツアー初勝利。22年シーズンは5勝を挙げ、史上最年少21歳103日での年間女王を達成。続く23年も公式戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」連覇を含む5勝を挙げ、2年連続賞金女王の偉業を達成した。ツアー通算11勝。加賀電子所属。
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