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- バーディー量産の裏側 神谷そらは“1球勝負”、荒木優奈はペットボトル練習の理由
神谷そら(かみや・そら)はロングは2球、ショートは1球で実戦重視の練習を実践。荒木優奈(あらき・ゆうな)はペットボトルを使い「当てる」意識で精度を向上させるなど、バーディー量産を支える工夫が光った。
「富士フイルム・スタジオアリス」初日のパッティンググリーン
ツアー会場のパッティンググリーンでは、プレースタート前や終了後に、各選手がさまざまな練習を行っています。同じ場所から繰り返し打つ選手もいれば、こまめに場所を変える選手もいます。練習器具を使ってストロークを調整するケースも少なくありません。
4月10日に開幕した「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」初日のパッティンググリーンを観察すると、神谷そらと荒木優奈の練習法が印象に残りました。

神谷は飛ばし屋として知られていますが、パット巧者でもあります。昨季はパーオンホールの平均パット数が2位、平均バーディー数も2位でした。
昨季がルーキーイヤーだった荒木もパットのスタッツは上々で、パーオンホールの平均パット数は7位、平均バーディー数は3位でした。
神谷がスタート前に行っていた練習と、荒木がプレー後に行っていた練習法を見ていきます。
神谷そらのプレースタート前の練習

神谷はスタート前、ロングパットとショートパットに明確なメリハリをつけていました。
ロングパットではボールを2球置き、1球打って転がりを確認すると、すぐに次の1球を打ちます。細部にはこだわらず、感覚を重視している様子でした。

一方でショートパットでは、精度を高めるための工程を丁寧に踏んでいます。まず、傾斜を把握するために水平器を使ってラインをチェックします。さらに、顔の前に指を立ててエイムポイントで打ち出し方向を定めます。その狙いとボールのラインを一致させてセットし、ストロークしていました。
また、2球のうち1球はポケットに入れておき、1球ずつ取り出して打つスタイルを採用しています。ロングパットとは対照的に、実戦に近い1球勝負の意識で練習している様子がうかがえました。
荒木優奈のプレー終了後の練習

荒木はプレー終了後、パッティンググリーンで500mlのペットボトルを使った練習を行っていました。ペットボトルを仮想のカップに見立て、それを狙って打つ方法です。
この練習の利点は大きく2つあります。1つは、カップ位置を自由に設定できる点です。通常のカップ練習ではラインや距離に制限がありますが、仮想カップを使えば任意のラインで練習できます。混雑を避けられる点もメリットです。
もう1つは、「入れる」と「当てる」の感覚の違いです。カップを狙う場合は「入れる」イメージになりますが、ペットボトルは「当てる」意識が強くなります。この意識の違いが、インパクトでの緩みを防ぐ効果につながります。
一方でデメリットは、「カップインしたかどうかの判断が曖昧になる」点です。カップの直径は10.8センチ、ペットボトルは約7センチ、ボールは約4.3センチです。ヒットした位置や強さによっては、実際に入ったかどうかの再現性が低くなります。
ただし、精度確認という観点では利点もあります。カップでは中心でも縁でも同じ「1打」となりがちですが、ペットボトルは中心に当たれば真っすぐ跳ね返り、ズレれば横に逸れます。そのため、ズレの大きさが視覚的に把握しやすいのです。
一般ゴルファーにもおすすめ
多くのゴルファーはロング、ショートともに複数球で練習していると思いますが、ショートパットは神谷のように1球で行うのも有効です。実戦に近いプレッシャーがかかり、成功率向上につながる可能性があります。
また、スタート前の練習では500mlのペットボトルを活用してみてください。グリーンの端で行えば周囲の迷惑にもなりにくいです。「当てる」練習の後に「入れる」練習を行うことで、より実戦的なフィーリングが得られるはずです。
解説:野洲明
ゴルフ活動家/各種スポーツメディアに寄稿、ゴルフ情報サイトも運営する。多くのゴルファーを見てきた経験や科学的根拠をもとに、論理的なハウツー系記事などを中心に執筆。ゴルフリテラシーを高める情報を発信している。
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