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- 坂田塾出身の笠りつ子と上田桃子が躍動「厳しさの中にも優しさがあった」「後押ししてくれていると信じて」
国内女子ツアー第22戦「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」が8月9日に開幕。7月22日に死去したプロゴルファーの坂田信弘(さかた・のぶひろ)さんが主宰していた「坂田ジュニアゴルフ塾(通称・坂田塾)」出身の笠りつ子(りゅう・りつこ)と上田桃子(うえだ・ももこ)が好プレーを見せた。
「坂田塾」主宰の坂田信弘さんが7月22日に死去した
◆国内女子プロゴルフ
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 8月9~11日 軽井沢72ゴルフ北コース(長野県) 6685ヤード・パー72
第1ラウンドは午後3時40分に降雨によるコースコンディション不良のため、サスペンデッドになった。
7月22日に死去したプロゴルファーの坂田信弘さんが主宰していた「坂田ジュニアゴルフ塾(通称・坂田塾)」出身の笠りつ子と上田桃子が好プレーを見せた。
笠は10バーディー、1ボギー1ダブルボギーの「65」をマーク。7アンダーで暫定ながら首位に立っている。「(坂田氏が)見守ってくれているんだろうなと思いますけど、勝ったところで報告はできない」と寂しそうに話した。
恩師に最後にあったのは昨年12月だという。「楽しい会でした。見た目はちょっと痩せてしまっていたんですけど。今年もまた集まろうと、(一緒に)ゴルフをしたい思いだったのでびっくりです」と悲しみいたんだ。
坂田塾には語りつくせぬ思い出がある。「(上田)桃ちゃんや、古閑(美保)先輩、いろいろな先輩がいたから楽しかった。ゴルフだけが続いた」と自身の幼少期を振り返る。
「ミスしたときにへらっと笑っちゃったときに『ダメだぞ』と言われた記憶があります」。厳しい指導で有名だったが、やめたいと思ったことは一度もなかったという。「厳しさの中にもすごい優しさがあったので、経験できて良かった」とその後はトッププロへと成長しツアー6勝を挙げた。
「いつ終わるかわからないゴルフ人生。もう37歳。いつかは終わりが来ると思うので、今は一試合一試合一生懸命やろうと思っています」と前を向いた。
一方の上田は17番まで終えて、7バーディー、3ボギーでプレーし4アンダーで暫定3位タイにつけている。
坂田氏とは5月「RKB×三井松島レディス」の時に電話で話したのが最後だという。「そのときは普通にしゃべったんですよ。すごい元気で。息子さん、雅樹さんから危ないんですよと聞いて、『え、全然元気じゃないですか、大丈夫ですよ』といっていて……」とその時の様子を振り返る。
亡くなる前日の 「大東建託・いい部屋ネットレディス」の最終日(7月21日)には、電話で話す笠の隣にいたという。「その時はしゃべらなかったんですけど、りつ子がめちゃあの感じなので、『今日も元気で頑張ってきますよ』という感じで。奥さんが横で笑っている感じ。まさかのその次の日だったので……」と肩を落とした。
上田の人生を大きく変えた坂田塾。「(坂田塾がなければゴルフは)100パーやってないです。坂田塾がなかったらジュニアの試合もそんなになかったですし、プロの試合にも出られなかった」と大きな恩を感じている。
「後押ししてくれていると信じて」あしたもバーディーを量産し恩返ししたい。
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